ハウス・オブ・グッチ 映画のあらすじ・ネタバレ感想・考察

● ハウス・オブ・グッチ 伝記クライム映画

◆ ハウス・オブ・グッチ 予告編 動画

レディー・ガガ、演技で参考にした3種類の動物を語る『ハウス・オブ・グッチ』

● ハウス・オブ・グッチ のあらすじ

父が営む運輸会社で働くパトリツィアは、ファッションブランド“グッチ”後継者の一人であるマウリツィオと出会う。

彼女の積極的なアプローチから2人は惹かれ合い、マウリツィオの父ロドルフォの反対を押し切って結婚。
マウリツィオは実家を飛び出し、パトリツィアの家業を手伝うことに。

 

だが彼女はグッチの経営に興味があるのです。
次第に一族の権力争いまで操り、強大なファッションブランドを支配しようとする。

順風満帆だったふたりの結婚生活に陰りが見え始めた時、パトリツィアは破滅的な結果を招く危険な道を歩み始める…。

● ハウス・オブ・グッチ のネタバレ感想

1978年イタリアのミラノ。父親が経営する運輸会社で経理を任されているパトリツィア。
友人に誘われて行ったパーティである男性と出会うのです。

彼こそは「GUCCI(グッチ)」創業者の孫、マウリツィオ・グッチだった。
だが彼は家業を継ぐ意思はなく弁護士を目指しているのです。

 

そんな彼に積極的なアプローチをするパトリツィア。
二人は互いに惹かれあいます。

ある日マウリツィオに招かれ彼の自宅グッチ家の邸宅に行った。
そこで彼の父親ロドルフォを紹介される。

父親の職業を聞かれたパトリツィアは陸上輸送業と答えます。
かすかに眉をしかめるロドルフォ。
そのあと親子二人になった時ロドルフォは結婚はダメだとマウリツィオに言います。
マウリツィオは猛烈に反発します。
遺産も一切いらない、彼女を愛している、と言います。

 

マウリツィオはグッチ家の一員だがパトリツィアの父が経営する運輸会社で働き始めるのです。
そして二人は結婚します。
教会で盛大に結婚式が行われます。

その新聞報道をアルド・グッチが見て非常に驚きます。
アルドはロドルフォの兄でグッチの株を二人で50%ずつ持っているのです。

そのアルドがロドルフォのもとへやってきて、この週末に自分の誕生パーティをやるので参加しろと言います。その後パトリツィアとマウリツィオの二人にも電話で招待します。
マウリツィオは渋りますがパトリツィアは嬉々として二人で参加します。

そこでパトリツィアはアルドに認められたようでニューヨーク行きのコンコルドのチケット2枚をプレゼントされるのです。

 

アルドはニューヨークで盛大な店を開いています。
経営の手腕はアルドの方がロドルフォよりも格段に上のようです。

ある夜、テレビで占いの番組を一人で見ているパトリツィア。
そのまま占い師に電話をかけ、そこからその占い師に傾倒していきます。

その週末彼女とマウリツィオはニューヨークのアルドのもとへ訪れます。
アルドの誕生日を祝うパーティーで3人はかなり打ち解けた関係になります。
2人になった時、パトリツィアは夫マウリツィオに妊娠を告げます。
夫は凄く喜びます。

 

その後二人で父親ロドルフォを訪ね娘が生まれたことを報告します。
ロドルフォは喜びマウリツィオにグッチ家を頼むぞ、と言います。

それから日を置かず父親ロドルフォが亡くなります。
それからはグッチのデザインは伯父アルド・グッチの息子パウロに委ねられた。
このパウロが無能なのです。

パウロ主催のファッションショーの開始の直後に、財務警察が押し入り、パウロを著作権違反により拘束します。

 

そのショーの妨害を計画したのは、なんとマウリツィオとパトリツィアであった。
パトリツィアは、マウリツィオにグッチ家を継がせるために、パウロを追い落とそうと目論んでいたのだ。
パウロの父アルドまでも脱税によって逮捕され、禁固刑の有罪判決をうける。

父ロレンツィオが亡くなり、伯父アルドが禁固刑、アルドの息子パウロが追放された結果、マウリツィオがグッチ家を引き継ぐことになった。

ここから先は映画で確認してくださいね。
この映画は非常に面白いですよ。
是非お勧めします。

● ハウス・オブ・グッチ の考察

グッチ家を引き継いだマウリツィオ。徐々に生活が派手になってゆく。
高価な骨董品や自動車、別荘をグッチ家の潤沢な資金を利用して購入していく。

そして新たにパオラという女性と同居を始めパトリツィアと離婚する。
完全に決別されたパトリツィアは怒り狂っていく。

女占い師の言葉にそそのかされて、マウリツィオ殺害を決意し、この占い師の勧める殺し屋を雇います。
1995年3月27日、ミラノの街でグッチ3代目社長マウリツィオが射殺されたのです。

 

捜査は難航するのだが、ついにパトリツィアは逮捕され1998年、裁判で有罪判決を受け、29年の懲役を宣告されたが、2016年には出所しています。

グッチはイランの企業に経営され、時価総額400億ドルの世界的な企業となる。
21世紀の今、「グッチ」の経営陣には、グッチ家の者はいない。

愛が憎しみに変わってゆくレディ・ガガの演技を楽しんでください。
他にもアル・パチーノ、ジャレッド・レト、ジェレミー・アイアンズ、アダム・ドライバー、サルマ・ハエックなどの実力派俳優が素晴らしい演技を見せています。

この映画は157分と長いですが、それを感じさせず見入ってしまいます。


◎ この記事に関連する言葉

グッチ // イタリア // ミラノ // ニューヨーク // コンコルド // ソフィア・ローレン // 弁護士 // デザイン // スカーフ // 著作権 // 財務警察(イタリアの警察) // 禁固 // 骨董品 // 別荘 // ファッションショー // 占い // 暗殺 // イラン // レディー・ガガ // ファッションブランド // 結婚 // 遺産 // エンタテインメント // アカデミー賞 // アカデミー主演女優賞 // 殺人 // ニューヨーク映画批評家協会賞 // ゴールデングローブ賞 // セレブ(セレブリティ) // サバイバル //

● 私の評価


4.5 out of 5.0 stars

● 作品情報


✅ タイトル

✔ ハウス・オブ・グッチ


✅ 製作年

✔ 2021年


✅ 収録時間

✔ 157分


✅ ジャンル

✔ サスペンス


✅ 制作国

✔ アメリカ合衆国


✅ 音声仕様

✔ 英語 / 日本語


□ 監督

リドリー・スコット

● キャスト

パトリツィア・レッジャーニ: レディー・ガガ

運送会社を経営する父と愛人の間にできた私生児として生まれる。母からの厳しい教育から上流階級への志向が強い。マウリッツオと結婚して幸せになるが、次第に夫の経営に口を出すようになって行く。

マウリツィオ・グッチ: アダム・ドライバー

ロドルフォの長男。箱入り息子として厳格に育てられており、内向的な性格。故に自由で奔放なパトリッツアの性格に魅かれて行く。大学で法律を専攻する秀才でアルドからも次期後継者として期待されている。

アルド・グッチ: アル・パチーノ

グッチ創業者の三男(嫡男)で二代目社長。グッチを世界的ブランドに成長させた人物。経営の手腕はあるものの、税金を嫌っており、多額の脱税をしている。マウリツィオに次期後継者として期待を寄せている。

パオロ・グッチ: ジャレッド・レト

アルドの次男で、グッチの副社長。独自でブランド開発を展開し、奇抜なデザインを手がけるが、あまりにも奇をてらい過ぎている為に、グッチ家からは「はみ出し者」とみなされ喧嘩が絶えない。本編以外でもロドルフォやアルドと幾度も大喧嘩をしている。

ロドルフォ・グッチ: ジェレミー・アイアンズ

グッチ創業者の五男。マウリツィオの父。他の兄弟が早くに亡くなったため、グッチの株式を兄のアルドと半々で分け持っている。元映画俳優。妻であるアレッサンドラを早くに亡くし、一人息子のマウリツオに期待をかけ厳格に育てる。過保護なため、マウリッツォはロドルフォの存在を恐れている。甥のパオロとはデザインや経営に関して社員を巻き込む喧嘩を幾度もしている。

ジュゼッピーナ・“ピーナ”・アウリエンマ: サルマ・ハエック

パトリッツアのお抱えの占い師

ドメニコ・デ・ソーレ: ジャック・ヒューストン

ロドルフォが信頼している顧問弁護士。

トム・フォード: リーヴ・カーニー

才能あふれるアメリカ人デザイナー

パオラ・フランキ: カミーユ・コッタン

マウリツィオの女友達

フェルナンド・レッジャーニ: ヴィンセント・リオッタ

パトリツィアの父

シルヴァーナ・レッジャーニ: アレクシア・マレー

パトリツィアの母

アレッサンドラ・グッチ: ミア・マクガヴァン・ザイニー

マウリツィオの母

ジェニー・グッチ: フローレンス・アンドリューズ

パオロの妻

ネミール・キルダル: ユセフ・カーコア

金融業界で急上昇しているインヴェストコープ社の社長。グッチの投資をマウリツィオが持ちかける。

サイード: メーディ・ネブー

オマル: ミロウド・ムーラド・ベナマラ

ソフィア・ローレン: マダリーナ・ディアナ・ゲネア

カール・ラガーフェルド: アントネッロ・アヌンツィアータ

アナ・ウィンター: キャサリン・ウォーカー

リチャード・アヴェドン: マルティーノ・パルミサーノ

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ありがとうございました。
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