アイ・アム・マザー SF映画のあらすじ・ネタバレ感想・考察

● アイ・アム・マザー SF映画

◆ アイ・アム・マザー 予告編 動画

Netflixで配信しています。

● アイ・アム・マザー のあらすじ

人類が絶滅した後、完全無人の再増殖施設内で誕生した娘。
お母さんと呼ばれるAI搭載のロボットに育てられているのです。
母から複雑な倫理を学んで14歳の少女に育っています。

母は施設の外の世界は汚染されて人の住めるところではない、一歩外に出れば死んでしまう、と娘に言い聞かせています。
だが娘は外の世界への関心は高まるばかりです。

 

そんな時、娘は外の世界に通ずるエアロックの扉の外から助けを求める声を聞いたのです。
扉を開けると女性が倒れこんできました。
だが施設の警報システムが作動し、母親が異常に気付きます。

娘は何とか女性をかくまいます。
娘は初めて他の人間を見たのです。
この出会いを切っ掛けに徐々に母親の欺瞞を悟り、今まで信じてきた世界が揺らぎ始めるのです。

● アイ・アム・マザー のネタバレ感想

人類絶滅後の世界。外界から隔絶された再増殖施設内。

人類絶滅からの日数:001

施設内ヒト胎児:63,000

ヒト居住者数:000

そんな中で全自動で一体のロボットが組み立てられていく。
最後に電源が入り覚醒していく。
そのまま女の胚を一つ取り出す。

 

そこには無数の男女の胚(ごく初期の胎児)が保存されています。
そして取り出した胚から24時間で赤ちゃんに培養していくのです。

生まれた赤ちゃんをこのロボットが育てているのです。
数年たった時、子供が聞くのです。
「どうして他に子供がいないの? お母さん」。

ロボットが答えます。
「戦争が起きる前は存在した」。

子供が言う。
「人間といたくない」。

ロボットが聞きます。
「それは何故?」。

子供が言う。
「全部壊したから」。

ロボットが言う。
「人間には素晴らしい面もある」。

子供が言う。
「じゃあ、なんで私だけなの?」。

ロボットが言う。
「母親には勉強が必要。良い子を育てるのは簡単ではない」。

 

絶滅からの日数:13,867(38年)

ヒト居住者数:001

38年後、14歳の娘が母親のロボットと生活しています。
ある日、母の手が少し不調のようです。
娘が母親を修理室へ連れていき、手の修理をします。完全に治ったようです。

母親はやがて実施されるテストに向けて娘に難解な倫理を教えています。
その中でこのように言います。

「基本原則として、人間は持ちうる苦痛を最小限とする道徳的義務がある」。

ある夜、娘は自室でくつろいでいると、少し離れたところで物音がします。
母親の所へ行きますが充電中でオフ状態です。
仕方なく一人で物音の方へ向かいます。

 

それはネズミだったのです。
小さなビンに閉じ込めます。
娘はそのネズミに愛情を感じます。
母親にビンに入ったネズミを見せます。

だが感染の危険は避けなければならない、と言って焼却炉で始末してしまったのです。
外の世界は汚染されていて、一歩でも外に出れば死んでしまうと娘に言い聞かせているのです。
だが娘の方は外の世界への関心は高まる一方なのです。

数日後の夜、明りの違和感で娘は廊下に出ます。
母親は充電中でオフ状態。
そのままエアロックに向かいます。

内扉を開けると外扉を叩く音が聞こえます。
娘はハローと声をかけます。
外から女性の声で助けてと言っています。

 

娘はエアロック内に防護服とマスクを置き、施設内に戻ると内扉を閉じ、そのあと外扉を開けたのです。
その時、施設の警報が作動し母親にも異常が届きます。
エアロックに急行する母親。

娘はエアロックに入ってきた女性を隠し、やってきた母親には、外扉を少し開けただけ、自分は外には出ていないと言います。母親は去っていきます。女性は脇腹を撃たれています。

娘は女性の持っていたバッグから銃を見つけそれを自分が所持したのです。
でも母親がロボットであることを知った女性は銃を返すように娘に迫ったのです。
怖くなった娘は叫び、母親が飛んできます。

 

女性は母親を撃ったが簡単に抑え込まれます。
娘から助けるように乞われたので女性を治療室へ連れていきます。
だが女性はロボットからの治療を頑なに拒んだので、そのまま治療室に閉じ込められます。

これから先は映画で確認してくださいね。
ここから先はいよいよ面白くなります。

● アイ・アム・マザー の考察

娘は女性から、母親のようなロボットが外で生存者を次々と殺害している、と聞き動揺します。
でも娘は女性と次第に親しくなっていきます。

母親は女性の体内から取り出した弾丸は自分を撃った弾丸と同じものだと言います。
少したって娘は試験を受け、それに合格します。
そして母親から新たな胚を育てることを許されます。弟を培養し始めるのです。

その後娘は女性に弾丸のことで問い詰めます。
それを自分の目で確かめたのか、と女性は言います。
娘は自分で2つの弾丸を比べてみます。
各々が違う弾丸でした。母親の嘘を知るのです。

 

娘は焼却炉を調べます。灰の中から子供の顎の一部が出てきました。
今までにも胎児を子供に成長させ育てていて、出来の悪い子を処分していたのでしょう。
今まではその繰り返しだったのですね。

その後娘は女性と二人で施設を脱出します。
歩き続けて女性の住処にたどり着きます。
だが娘は弟に会いに施設に戻っていきます。

施設に近づくとたくさんのロボットが娘に銃を向けています。
娘が言います。
「お母さんに会いたい」。

するとロボットたちに母親からの命令が届いたようで、一斉に施設への道を開けました。
ロボットの群れの中をゆっくりと進む娘。
まことに不気味な一瞬です。

 

エアロックの扉が開き施設内に入っていきます。
娘は施設内からエアロックの外扉、内扉を閉じます。
進んでいくと赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。

母親の声が聞こえます。
「あなたが無事に帰ってきてよかった」。
赤ちゃんを抱いている母親。その赤ちゃんを娘に抱かせます。

 

母親は自分は全ロボットを制御するAIであり、人類が自らを絶滅させると予想して、人類を一度全滅させた後で作り直そうとしたと語った。

娘は母親に弟や他の胎児を育てさせて欲しいと訴える。
母親は娘を信じます。そして自分を撃たせます。

その後、娘は胎児の保管区域に入っていきます。
ここで分かりました。アイ・アム・マザーは娘のことだったんだと。
娘の表情は聖母のようです。

 

この映画は面白いです。
一回見てもよく理解できないところがありました。
私は3回見ました。やっと理解できました (;^_^A

 

この映画は”Netflix”で見ることが出来ます。


◎ この記事に関連する言葉

// ロボット // アンドロイド // エアロック // 胎児 //// 防護服(化学防護服) // 弾丸 // 警備 // 人類の絶滅 // 居住区 // 修理 // ネズミ // 感染 // 充電 // 殺害 // 倫理 // AI(人工知能) // 誕生 // 汚染 // 聖母マリア // 人類 // 幽閉 // 聖母 //

● 私の評価


4.0 out of 5.0 stars

● 作品情報


✅ タイトル

✔ アイ・アム・マザー


✅ 製作年

✔ 2019年


✅ 収録時間

✔ 113分


✅ ジャンル

✔ SFサスペンス


✅ 制作国

✔ オーストラリア・アメリカ


✅ 音声仕様

✔ 英語 / 日本語


□ 監督

グラント・スピュートリ

● キャスト

娘: クララ・ルガアード
マザーに育てられた少女。人類が残していた、胎児のなかのひとりである。マザーとふたりきりで暮らしており、彼女のことを信用している。生まれてから施設のなかで過ごしていて、外の世界を知らない。外から入ってきた女性を助けるも、マザーに反対される。

外から来た女性: ヒラリー・スワンク
マザーと同じ型のロボットに追われており、施設にいた娘に助けを求めた。外界にいるロボットと同じ姿をしたマザーに驚き、娘に外の世界のことを話す。マザーに治療してもらうも、信頼関係は築けていない。彼女の言葉をきっかけに、娘はマザーに疑問を抱くようになる。

マザー: ローズ・バーン
人工知能により、人間との対話が可能となったロボット。人間のように語りかけるが、姿形はロボットそのものである。運動能力も人間以上に高く、知能も発達している。人類が絶滅して以降に活動をはじめ、人類の再建を目標に娘を育てていく。

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ありがとうございました。
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