アメリカン・スナイパー 映画のあらすじ・ネタバレ感想・考察

● アメリカン・スナイパー 戦争映画

◆ アメリカン・スナイパー 予告編 動画

● アメリカン・スナイパー のあらすじ

クリス・カイルはテキサス州の出身。
アメリカの海軍に志願し特殊部隊シールズに所属します。。
イラク戦争に派遣され狙撃兵として類まれな才能を開花させるのです。

数多くの狙撃成功からアメリカ軍内では「レジェンド(伝説)」と称賛される。
敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金を掛けられているのです。

そんな折、テロ組織のリーダーのザルカーウィーを捕らえるという任務が与えられた。
生死は問わないということなのだ。

 

その作戦中にカイルは敵の凄腕スナイパーと遭遇した。
男の名はムスタファと言い元オリンピック射撃選手なのです。

彼の手で仲間が次々と狙撃され、殺されていくのです。
凄惨な戦いの中、目の前で倒れていく同僚。
カイルは徐々にPTSDに蝕まれていくのです。

戦地から帰還しても家族との生活にうまく順応できないのです。
そんなカイルは除隊せず2度目、3度目、4度目の派遣を志願します。

ムスタファを倒せるのか?
PTSDから回復できるのか。
カイルの戦いは続きます。

● アメリカン・スナイパー のネタバレ感想

クリス・カイルはテキサスの男です。
子供の頃は厳格な父親から銃での狩猟を仕込まれて育ちます。

やがて時を経て大人になったカイルはカウボーイが好きでロデオにどっぷり漬かった生活を送っています。
ある日テレビのニュースでタンザニアのダルエスサラームとケニアのナイロビの2つのアメリカ大使館の爆破事件を報じていました。

 

沢山の女性や子供が犠牲になったようです。
これをきっかけに国に尽くしたいとの思いから海軍に志願します。
この時カイルは30歳で決して若くないのです。

厳しい訓練にも耐え抜き海軍特殊部隊ネイビーシールズに配属されます。
訓練の合間、バーでタヤという美しい女性と出会いなんとなく惹かれ合い恋人に。

 

ある日射撃訓練で結構的に当てているカイル。
別の日には的から外れ地面に当たっています。
教官がそれを指摘します。でもカイルは何かがいるというんです。

そしてもう一度撃ちます。なんと何もいないはずの地面から大きな蛇が吹っ飛んだのです。
カイルが教官に言います。
「生きた標的が得意です」。

 

カイルとタヤは一緒に暮らしています。
タヤが叫ぶようにカイルを呼びます。
そこにはテレビ画面に映っている世界貿易センタービルが燃え上っています。

やがて北棟が崩壊し、しばらくして南棟も続きます。
アメリカ同時多発テロ事件の発生です。
愕然とするカイルとタヤ。

 

そんなこともありながらも二人は結婚し、そのパーティを開きます。
そんな最中にネイビーシールズに招集がかかります。
イラク戦争が始まったのです。

第1回派遣で狙撃手としてファルージャに行きます。
隊長から狙撃手は海兵隊員とペアになり背後を守らせ海兵隊員が幹線道路で一軒ずつ捜査するのを援護し、なんとしてもその海兵隊員たちを守るのが任務だと命じられる。

市内からの立ち退きは済んでいる、男がいれば敵だと言います。
海兵隊員たちを守って無事国へ帰ろうと隊長は檄を飛ばします。

 

そんな時カイルは敵にムスタファという凄腕のスナイパーがいるという話を聞く。
見晴らしの利く建物の屋上に狙撃銃をセットしたカイル。
そのスコープを覗き注意を怠りません。

そこへ母親と男の子が現れ部隊の方に向かいます。
女は何か持っているとカイルは言います。
RKG対戦車手榴弾(RKG-3)です。それを子供に渡したのです。

 

子供はRKG-3を抱えて海兵隊員達の方へ駆けていきます。
カイルは引き金を引きます。銃弾は子供の胸を貫通し即死です。

母親は子供が手放したRKG-3を拾い上げそれを海兵隊員の方へ投げつけようとします。
カイルは再び引き金を引きます。母親も即死です。

母親が投げたRKG-3は海兵隊員に届かず手前で爆発します。
だがカイルは自分が撃ち殺した子供をスコープを通してじっと見つめています。
任務とはいえ過酷な一瞬です。

 

これから先は映画で確認してくださいね。
クリント・イーストウッド監督のこの映画、凄く面白いですよ。

● アメリカン・スナイパー の考察

アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALsの狙撃手・クリス・カイルの人生を描いた実際の物語です。

過酷な戦場任務で徐々にカイルの心は蝕ばまれていきます。
自分の周囲で仲間や同僚が傷つき、そして死んでいくのです。

戦地から帰国してもなかなか元の生活になじめないのです。
妻のタヤは人間らしさを取りもどしてと懇願します。
でもそれもむなしく過ぎていきます。

 

派遣任務も2度目、3度目、そして4度目はサドルシティに赴きます。
そこで海兵隊員を狙い撃つムスタファをついに見つけます。

カイルの構える屋上からムスタファまで距離は1900メートル。
そんな距離では無理だ、撃つなという声を振り切り静かに引き金を引く。
ついに沢山の海兵隊員を撃ち殺したムスタファを仕留めます。

宿命の長い戦いはやっと終わりました。
除隊したカイルは帰国した足ですぐには家族のもとに帰らず、途中で一泊して自分のPTSDを見つめるのです。
カイルの狙撃した人数は160人以上です。

 

一般社会に馴染めないで苦しむカイル。
医師から紹介された傷痍軍人と交流を続け、徐々に人間の心を取りもどしていきます。
だがある日、力になっていた元兵士に射殺されてしまうのです。

エンドロールでは、実際のクリス・カイルの葬列および追悼式の様子と、それを見守るために軍人、元軍人、さらには多数の一般市民までもが集まっている映像が映し出されます。

 

いつの間にか涙が流れている自分に気づきました。
この映画は全力でお勧めします。


◎ この記事に関連する言葉

ファルージャ // ファルージャの戦闘 // ネイビーシールズ(Navy SEALs) // アメリカ合衆国 // テキサス州 // カリフォルニア州 // イラク // 湾岸戦争 // アメリカ大使館爆破事件 // 特殊部隊 // アメリカ同時多発テロ事件 // 狙撃兵 // イラク戦争 // 懸賞金 // 射撃競技 // 狙撃手 // 海兵隊 // PTSD(心的外傷後ストレス障害) // 傷痍軍人 // 退役軍人 // アメリカ合衆国退役軍人省 // RPG-7 // BUD/S(基礎水中爆破訓練) // 砂嵐 // 伝説 // 悪魔 // タンザニア // ダルエスサラーム // ケニア // ナイロビ // 世界貿易センタービル // 狙撃銃 // RKG-3(RKG対戦車手榴弾) //

● 私の評価


5.0 out of 5.0 stars

● 作品情報


✅ タイトル

✔ アメリカン・スナイパー


✅ 製作年

✔ 2014年


✅ 収録時間

✔ 132分


✅ ジャンル

✔ 戦争


✅ 制作国

✔ アメリカ


✅ 音声仕様

✔ 英語 / 日本語


□ 監督

クリント・イーストウッド

● キャスト

クリス・カイル: ブラッドリー・クーパー

タヤ・カイル: シエナ・ミラー

コルトン・カイル: マックス・チャールズ

マーク・リー: ルーク・グライムス

ゴート=ウィンストン: カイル・ガルナー

マーテンス提督: サム・ジェーガー

ライアン・“ビグルス”・ジョブ: ジェイク・マクドーマン

“D” / ダンドリッジ: コリー・ハードリクト

アル=オボーディ師: ナヴィド・ネガーバン

スニードDIA捜査官: エリック・クローズ

スクワール: エリック・ラディーン

トニー: レイ・ガイエゴス

ドーバー: ケヴィン・ラーチ

ギレスピー海軍大佐: ブライアン・ハリセイ

ウェイン・カイル: ベン・リード

デビー・カイル: エリース・ロバートソン

ジェフ・カイル: キーア・オドネル

サラ: マーネット・パターソン

ロール教官: レオナルド・ロバーツ

ムスタファ: サミー・シーク

虐殺者: ミド・ハマダ

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