ヴェンジェンス 映画のあらすじ・ネタバレ感想・考察 報復劇

● ヴェンジェンス 報復映画

◆ ヴェンジェンス 予告編 動画

● ヴェンジェンス のあらすじ

勤続20年の刑事ジョン。ある事件で犯人追跡中に相棒を失くした彼は失意の中で日々過ごしていた。

ある日バーで飲んでいるときティーナと言う女性と出会う。
彼女はシングルマザーだという。
ジョンも妻を失くしているのだ。

懸命に生きているティーナとの交流によりジョンも少しずつ気力を取りもどしていく。

 

そんな時突然悲劇が襲ったのだ。
ティーナが愛娘の目前で町のごろつきに暴力を振るわれレイプされてしまったのです。

即日犯人たち4人を逮捕したジョン。
だが、ごろつきの親が雇った敏腕弁護士が弁舌巧みに無罪を勝ち取ってしまう。
そしてあろうことか、ごろつきたちはティーナを口汚く中傷するのです。

それらを目の前で見ている刑事ジョンは法で裁けない悪に憤怒の思いを爆発させる。
ジョンは決意を固めるのです。
自らがその手で正義を正すために制裁を加えると…。

● ヴェンジェンス のネタバレ感想

湾岸戦争で負傷し退役した英雄のジョン。
その後はニューヨーク州ナイアガラ郡ナイアガラフォールズ市で20年刑事として働いている。

ある事件で張り込み中、犯人が逃亡するところに出くわした。
追跡中相棒が打たれて倒れる。
ジョンは犯人を射殺し、相棒を助け起こすが彼は息を引き取ってしまったのです。

 

ジョンは妻に先立たれ今また長年の相棒を失い失意の日々を送っています。
ある日訪れたバーでシングルマザーのティーナと出会うのです。
ジョンは明るく懸命に生きているティーナと親しくなっていくのです。

独立記念日の夜、友人宅でのパーティーを娘ベシーと共に参加したティーナ。
発散しまくりの母親を顔をしかめながら見ている12歳の娘ベシー。

途中で切り上げてティーナはベシーと抱き合いながら自宅へ向かいます。
半ばまで来たときティーナは林の中に入っていき、これは近道だと言います。
ベシーは怖いと言いますが、大丈夫、ママの高校生の頃からあったと言います。

 

しばらく歩いてベシーは聞きます。
「ここどこ?」。

ティーナが言います。
「覚えていない?パパと3人でよく歩いたのよ。カヌーを借りてナイアガラの滝まで行った」と楽しそうに。

ベシーは聞きます。
「楽しそう、今でも借りれる?」

ティーナは答えます。
「それは分からないわ、明日電話してみましょう」。

 

楽しくおしゃべりしながら手をつなぎ歩いている2人の前に突然男たちが現れました。
ティーナの顔見知りのようです。
4人の男たちの絡みが徐々にエスカレートしていきます。

そばに有るボートハウスに担ぎ込まれたティーナとベシー。
ベシーは運よく狭い空間に逃げ込んだが、ティーナは殴られ、抑え込まれて、4人からレイプされてしまうのです。

ベシーはそれを隙間から見てしまうのです。
やがて男たちは床に倒れ、気を失っているティーナを置いて去っていきます。

 

その後、ベシーは傷つきよろめきながら道路まで出て歩き始めます。
前から車が来ます。偶然にもジョン刑事だったのです。
すぐ救急車の手配をします。

ベシーから状況を聞きすぐボートハウスに駆けつけます。
室内に飛び込んだジョンが見たものは殴られ傷つきレイプされた女性でした。

床に落ちていた手帳から女性がティーナであることに気づきます。
愕然とするジョン。

 

救急車がティーナとベシーを乗せて病院へ急送します。
ベシーは左腕を骨折しているのです。

その晩のうちに4人のチンピラどもは逮捕されます。
しかし犯人側はその親が高額で雇った敏腕弁護士が狡猾に、また判事とも通じているようで、予備審問において公判に持ち込めないような状況になってしまったのです。
無罪放免となった4人のチンピラ。

ティーナはPTSDで正常な生活が出来ないのです。
証人尋問に耐えられるはずがないのです。
目の前に犯人4人が座っているのです。
そんな状態で裁判に持ち込んだ検察側の失態です。
それらをじっと見つめているジョン刑事。

 

病院を退院して自宅にいるティーナがそっと抜け出します。
そしてナイアガラの滝のほとりに立っています。
今にも身を投げようとしたときジョンが引き留めたのです。

家に送り届けベシーに自分の連絡先を渡します。

ジョン刑事は心に誓ったのです。
正義を正すために4人の犯人に制裁を与えることを。

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この映画は面白いですよ。

● ヴェンジェンス の考察

チンピラは、マーヴィン、ロイド(マーヴィンの弟)、ジミー、フリッツの4人です。

そのうちの1人ジミーがバーでティーナの恋人ケイシーに絡んでいる。
マスターに止められ店を出ていきました。
しばらくしてケイシーがバーから出て車のドアを開けた時、後ろから襲い大けがを負わすのです。

ジョンはそのタイミングを逃さず、ジミーを射殺します。
警察署ではジミーがナイフを持って向かってきた。
2人の素性に気づかなかったと嘘の報告をするのです。

 

別の日、マービンとロイドを上手く騙し、ナイアガラの滝に呼び出し、二人とも射殺します。
そして遺体をナイアガラの滝に蹴落とします。
その後のニュースでは二人はカナダへ逃亡した、と言っています。

最後の一人フリッツはベシーに近づき嘘の証言をしろと脅します。
そんなフリッツを言葉巧みにモーテルに誘い出すジョン。
室内で無理やり自殺に見えるように文章を書かせ、ジョンはフリッツを射殺します。

のちにチンピラ4人の弁護をしたカークパトリック弁護士がジョンの前に現れた。

 

 

弁護士:
「報復は違法だ」。

ジョン刑事:
「真実は闇の中だ」。

弁護士:
「いつか君も私の厄介になるかもな」。

ジョン刑事:
「あんたは俺の厄介になるなよ」。

 

 

そのあと弁護士は大型バイクに乗り去っていきます。

そしてジョンは警察署の駐車場でフェンス越しにティーナとベシーがきているのを見つけます。
明日カリフォルニアに引っ越すというのです。

ジョンは言います。
「カリフォルニアは太陽が明るい」。

 

原題の Vengeance(ヴェンジェンス) は「報復」「復讐」の意味。個人的な恨みによるものよりも、正義をただすといった意味合いがある。

この映画は面白いです。

ニコラス・ケイジの感情を抑えた演技が歯がゆいくらい良い味を出しています。


◎ この記事に関連する言葉

ナイアガラ // ナイアガラフォールズ // アメリカ合衆国 // ニューヨーク州 // ナイアガラ郡 // PTSD(心的外傷後ストレス障害) // ナイアガラの滝 // レイプ(強姦) // 弁護士 // 湾岸戦争 // 射殺 // 独立記念日 // パーティー // カヌー // ボートハウス // 救急車 // 骨折 // 予備審問 // 陪審制 // 判事 // 証人尋問 // 検察 // チンピラ // ナイフ // カナダ // 報復 // 大型バイク(大型自動二輪車) // カリフォルニア州 // 復讐 // 警察署 // 審問 // 裁判 //

● 私の評価


4.0 out of 5.0 stars

● 作品情報


✅ タイトル

✔ ヴェンジェンス


✅ 製作年

✔ 2017年


✅ 収録時間

✔ 99分


✅ ジャンル

✔ サスペンス


✅ 制作国

✔ アメリカ


✅ 音声仕様

✔ 英語 / 日本語


□ 監督

ジョニー・マーティン

● キャスト

ジョン・ドロモア: ニコラス・ケイジ

ティーナ(マルティナ・マグワイア): アンナ・ハッチソン

ベシー・マグワイア: タリタ・ベイトマン

アグネス・マグワイア: デボラ・カーラ・アンガー

ジェイ・カークパトリック: ドン・ジョンソン

マーヴィン(暴行犯): ジョシュア・マイケル

ロイド(マーヴィンの弟): ロッコ・ニュージェント

ジミー(暴行犯): ジョー・オクターベック

フリッツ(暴行犯): カーター・バーチ

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