ドント・ウォーリー・ダーリン あらすじ・ネタバレ感想・考察

● ドント・ウォーリー・ダーリン

◆ ドント・ウォーリー・ダーリン 予告編 動画

● ドント・ウォーリー・ダーリン のあらすじ

カリフォルニアのきらめく太陽のもと、ユートピアのような理想の町ヴィクトリーで暮らす美しい人妻アリスと愛する夫ジャック。

 

毎日が楽しく隣人たちとも仲良く満ち足りた日々を送っています。
そんなある日、新たな若い夫婦が越してきます。

その一方以前からの住人のマーガレットが突然、警告のような言葉を発し始めたのです。
その日を境にアリスのまわりで不可解なことが連続して起き始めます。

彼女は少しづつこの町に何か異様な気配を感じ始めるのです。
そして完璧な生活が崩れ始めるのです。

● ドント・ウォーリー・ダーリン のネタバレ感想

1950年代のカリフォルニアの砂漠の中のオアシスのような楽園の町ビクトリー。
アリスと夫のジャックは毎日を楽しく過ごしている。
近所の住人とも仲良くて、理想的な生活を送っている。

この町は「ビクトリープロジェクト」という研究を行っているビクトリー社が所有している。
住人の男たちは皆ビクトリー社の社員で、高級住宅、高級車を与えられているのです。

 

毎朝、同じ時間に男たちが一斉に家を出て、車に乗り込み綺麗に列を作り出勤していく。
それを笑顔で見送る妻たち。
車の列は町を出、砂漠を駆けて、本部に向かいます。

この町にはビクトリー社が決めたルールがあるのです。
「妻は専業主婦で町から出てはいけない」
「パーティーには夫婦揃って出席する」など。

でもアリスたち住人は楽しく、平和に暮らしています。
夫の出勤後は部屋の掃除をし、窓ガラスを丁寧に拭き、浴槽をピカピカに磨き上げます。
まるでマニュアルが有りその通りに実行しているかのようです。

 

ある日町内の巡回バスに乗り主婦たちがバレーのレッスン場に向かいます。
そこはビクトリー社の社長フランクの妻のシェリーが仕切っています。

丁度その日はシェリーから新入社員ビルの妻バイオレットが紹介されました。
その後音楽がスタートし、バレーのレッスンが黙々と始まります。

翌日アリスが洗濯ものを取込中、隣人のマーガレットがおもちゃの飛行機を両手で抱きしめて、目を閉じ、じっと立っている様子を見つけます。
その時アリスはそれ以上関わりませんでした。

そのあと食事の用意をしているとき卵を割ろうとして何か異常さを感じます。
卵を握り力を籠めると、簡単に割れてしまうんです。
しかも中は空で、殻だけが粉々になるのです。
次から次と全部同じです。何か異様さを感じ始めます。

 

そんなある日、社長のフランクの豪邸でパーティが有ります。
社員とその奥様方が皆参加しています。
そんな時突然マーガレットが
「どうしてここにいるの?ここにいちゃいけない」と言います。

その日からアリスの周辺で不可解なことが起き始めるのです。
アリスがバスで終点で降りず一人だけ乗車続けます。
その時上空に黒い煙を曳いた飛行機が現れたのです。
それを心配して眺めていると山の頂に墜落してしまったのです。

バスの運転手にそれを伝え向かうように言いますが、運転手は自分の仕事ではないと言い、拒絶します。
憤然としたアリスはそこでバスを降り、歩いて墜落地点に向かいます。

 

この時点でアリスはルールを破っています。(妻は専業主婦で町から出てはいけない)

砂漠を横断し、立ち入ってはいけない区画の「本部」へ向かっていくのです。
小高い山の上に鏡張りの建物があり、その鏡に両手をあてます。
そこで気を失ってしまったのです。

 

アリスは自宅のベッドで目覚めます。
用心深くベッドを抜け、リビングの方へ歩んでいきます。
そこでは夫のジャックが調理に悪戦苦闘していました。

翌日夫の出勤後、アリスが家の掃除をしていると、電話がかかってきます。
マーガレットからです。
「アソコへ行ったでしょ、見たでしょ」
「あなたは見た、私たちは、嘘をつかれている」

アリスは言います。
「今あなたとは話せない」

マーガレットは言います。
「誰も疑問に思わない、これ以上ここにいてはいけないアリス」
「私は狂っていない」

アリスは電話を切ります。

 

その後アリスは、マーガレットが自宅の屋根の上に立っているのを見つけます。
その直後、マーガレットは持っていたナイフで自分の喉を掻っ切り投身します。
そこへ駆け寄ろうとしたアリスを赤い服を着た男たちが抱きかかえ引き離します。

その後どんどん現実が混沌とし、アリスは何らかの治療を受けさせられます。
その時、本来の記憶が蘇ったのです。

なんとアリスは現代の緊急外来の外科医でジャックは恋人だったのです。

 

さあ、このあと、どんな展開になっていくのでしょう。
映画で確認してくださいね。面白いです。

● ドント・ウォーリー・ダーリン の考察

タイトルの『ドント・ウォーリー・ダーリン』(Don't Worry Darling)は、直訳すると「心配しないで、ダーリン」と言う意味になります。

ビクトリープランはフランクとコリンズ医師が作り上げた仮想空間の世界なのです。
男が理想とする世界や妻を造り上げ、その世界で理想的な生活を営むのです。

夫たちは皆、真相を知っているんです。
でも妻たちは知りません。
自殺したマーガレットやアリスの友人バニー以外は。

でもこの仮想空間での死は現実世界でも死ぬのです。

現実世界のアリスは、外科医として激務ながらも充実した人生を送っています。
でも夫のジャックは無職で、激務のアリスはジャックへの愛は冷え切っているんです。
だからこそジャックはアリスをベッドに縛り付けてまでして、ビクトリープランに参加したのですね。

 

真相に気づいたアリスは、ビクトリープランから逃げ出すことを決意します。
その過程で誤って争ったジャックを殺してしまったんです。

ざっくり言って、1950年代の部分は全部仮想現実で、”まぼろし”だったのですね。

主演のアリス役のフローレンス・ピューは美人ですねぇ。
演技力も素晴らしいです。

 

 

是非この映画をご覧ください。
一度見ても意味がよく分からないときはもう一度見てみましょう。

私は3回見ました(;^_^A


◎ この記事に関連する言葉

カリフォルニア // ユートピア // 1950年代 // 楽園 // 砂漠 // 専業主婦 // パーティー // 豪邸 // 治療 // 記憶 // 外科医 // 仮想空間(サイバースペース) // 現実世界 // 高級車 // 家事 // ルール(規則) // 情緒不安定 // 研修医 // バーチャル・リアリティ // 拉致 // 新人勧誘 //

● 私の評価


4.0 out of 5.0 stars

● 作品情報


✅ タイトル

✔ ドント・ウォーリー・ダーリン


✅ 製作年

✔ 2022年


✅ 収録時間

✔ 122分


✅ ジャンル

✔ サスペンスホラー


✅ 制作国

✔ アメリカ


✅ 音声仕様

✔ 英語 / 日本語


□ 監督

オリヴィア・ワイルド

● キャスト

アリス・チェンバーズ: フローレンス・ピュー
若くて献身的な主婦であり、ジャックの妻。

ジャック・チェンバーズ: ハリー・スタイルズ
アリスの夫であり、仕事中毒者。

フランク: クリス・パイン
シェリーの夫であり、「ヴィクトリー・プロジェクト」の創設者。

バニー: オリヴィア・ワイルド
アリスの親友。

シェリー: ジェンマ・チャン
フランクの妻。

マーガレット: キキ・レイン

ディーン: ニック・クロール

ヴァイオレット: シドニー・チャンドラー

ローズ: アリーシャ・ヘン

ビル: ダグラス・スミス

ペッグ: ケイト・バーラント

ピーター: アシフ・アリ

コリンズ医師: ティモシー・シモンズ

テッド: アリエル・スタッヘル

本人: ディタ・フォン・ティース

フレッド: マルチェロ・ジュリアン・レイエス

バーバラ: マライア・ジャスティス

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ありがとうございました。
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