テッド・バンディ 映画の感想・ネタバレ・考察・あらすじ

● テッド・バンディ

◆ テッド・バンディ 予告編 動画

 

 

● テッド・バンディ のあらすじ

 

1969年のアメリカ・ワシントン州シアトル。

シングルマザーのリズ(エリザベス・ケンドール)は、

あるバーでテッド・バンディという男と知り合う。

テッドは容姿端麗でIQが160という天才的な男です。

二人はすぐに恋に落ちます。

 

 

リズの幼い娘モリーはすぐにテッドに懐きテッドもモリーを可愛がります。

一緒に暮らし始めて幸せの絶頂の時、運命が激変していきます。

 

テッドが夜中に一人で車を運転中パトカーに止められます。

パトカーを降りてきた警官から信号無視をしたと言われます。

 

テッドの車の後部座席に有った工具袋で警官はテッドを怪しむのです。

そしてその場で誘拐未遂事件の容疑者として逮捕されます。

 

リズにとってはそれからの出来事は怒涛のように押し寄せてきます。

その前年の若い女性誘拐事件で目撃された犯人らしき男の車は

テッドの車と同じフォルクスワーゲンです。

 

 

新聞に公表された犯人の似顔絵はテッドに酷似しています。

テッドはリズに全て誤解だと熱く説明します。

 

だが次から次へと女性殺人や暴行の事実が明らかになって、

テッドの犯行とみなされて、裁判になっていきます。

 

● テッド・バンディ のネタバレ感想

 

リズ(エリザベス・ケンドール)は女友達のジョアンナと

学生街のバーに来ているんですが、少し違和感を感じています。

シングルマザーの自分が浮いているように感じているんですね。

 

そんなリズをキャロルはシングルマザーではなく、“シングル”と思いなさい、

そしてリズをずっと見ている男が向こうにいるよと言います。

リズがそちらを見るとかなりのハンサムな若い男がこちらを見ているんですね。

 

 

それがリズとテッド・バンディの出会いで、1969年のシアトルでした。

 

リズとテッドはすぐに意気投合しちゃうんです。

リズのうちに寄ったテッドはリズの幼い娘モリーを可愛がってくれるんです。

幼いモリーもすぐにテッドに懐いています。

 

本物の家族のような幸せな時間が流れていきます。そして数年が過ぎていきます。

そんな幸せな時間が少しずつなくなっていくような出来事が起き始めているんです。

 

ニュースが流れます。“1974年1月から7月、キング郡は恐怖に襲われました。

若い女性が相次いで襲われ殺されたんです”警察の捜査によって目撃証言が取れたようです。

 

内容は“腕を吊った男が複数の女性に、車にヨットを積むよう頼んでいた”というんです。

そして警察には市民からの目撃情報が多数寄せられているということです。

キング郡警察は目撃情報から似顔絵を作り、新聞で公開したのです。

 

 

そんな出来事の後、1975年のユタ州でのことです。

テッドは夜中の道路をただ一人で運転しています。

 

その後ろに一台の車がぴったりと付いてきます。

しばらくしてサイレンの音が聞こえてきました。後ろの車はパトカーだったのです。

 

テッドは車を脇に寄せ止めます。車から降りるテッド。

にこやかな顔で両手を少し上げて何も持っていないことを知らせます。

 

 

警官もパトカーから降りてきました。二度も信号を無視したと警官が言います。

免許証を出すように言われてテッドが従います。

 

手渡された免許証を見た警官が言います。

 

“シアトルの人間がこんな夜中にユタで何しているんだ”

 

テッドが答えます。

今はソルトレイクに在住でユタ大学の学生だと言います。

 

そんな時に警官はテッドの車の後部座席を懐中電灯で照らし中を見るんです。

そこには工具袋があります。不信感を持った警官は

もう一度テッドの顔を真正面からライトを当てて確認します。

 

 

そしてその場で手錠をかけて連行します。

 

その後そこでの裁判で判事がテッドに言います。

 

“あなたは加重誘拐と暴行未遂で起訴されました”

 

そのあとテッドの弁護士がそっと耳打ちします。

 

“明日には保釈になる”

 

その言葉通りテッドはリズとモリーの元に帰ってきます。

だがそれも束の間で、次第にいくつもの事件が明るみに出てきます。

 

それらも含めてテッドは裁判に掛けられていくのです。

一貫して無罪を主張するテッド。

 

 

その間に司法取引も持ちかけられるのです。

 

「このままでは、死刑は免れないが殺人を認めれば終身刑になる」。

 

テッドはそれも断り完全無実を主張します。

 

テッドは自分についている弁護士を無能呼ばわりして信用しません。

自分で自分の弁護を行うのです。この後も裁判が続きます。

 

あとはDVD映画で確認してくださいね。

結構面白いですよ。

 

● テッド・バンディ の考察

 

この映画は面白いですよ。

アメリカで1970年代に30人あるいはそれ以上の女性を殺した連続殺人犯のテッド・バンディ。

彼はIQ160の頭脳を持ち眉目秀麗の好青年です。

 

この映画はちょっと変わっていて、この様な内容なら凄惨な犯行や、

その現場の映像が映し出されるのですが、ほとんど出てきません。

一番多い場面は裁判所でのテッドとその弁護士、検察側、判事とのやり取りです。

 

裁判にはテレビカメラが持ち込まれ、全米に放送されます。

 

そしてテッドは一貫して無実を主張し続けるのです。

自分自身を弁舌さわやかに弁護するイケメンの青年。

 

テッドのファンが出てきます。皆若い女性です。

テッドの裁判の日には若い女性で法廷内は一杯になるのです。

 

 

時には鋭く検事を言い負かせます。

そんな時のテッドは少し高慢ちきになっているように見えます。

 

彼は自分の弁舌に酔っているような所が見えるんです。

 

テッド・バンディという男が殺人犯であるということを知らずに、

この映画の裁判の場面を見ていると、無実の罪を負わされそうになっている好青年。

と見えてしまうかもしれないですね。

 

でも30人あるいはそれ以上の若い女性を惨殺した連続殺人鬼なんですね。

最後に判事が法廷で言います。

 

 

「非人道的で残忍としか言いようがない犯行でした」
「その所業は極めて邪悪で衝撃的に凶悪で卑劣で、人の命を何とも思っていない」
「ゆえに君を死刑に処し、絶命するまで体内に電流を流すこととします」

 

死刑判決を下したエドワード・コワート判事の言葉です。そして続けます。

 

 

「君の頭脳ならいい弁護士になれた」
「法廷で活躍する姿を見たかった」

 

この映画、面白いですよ。

 


◎ この映画に関連する言葉

シリアルキラー//テッド・バンディ//ワシントン州//シアトル//殺人鬼//誘拐//弁護士//獄中結婚//IQ//容姿端麗//刑務所//法学部//冤罪//死刑宣告//サタニズム(悪魔崇拝)//ドキュメンタリー//刑務所//アメリカン・ドリーム//日本における死刑//

 

● 私の評価

 

3.5

● 作品情報

 

□ タイトル

・テッド・バンディ

□ ジャンル

・サスペンス

□ 製作年

・2019年

□ 制作国

・アメリカ

□ 収録時間

・109分

□ 音声仕様

・英 / 日

 


□ 監督

ジョー・バーリンジャー

 

□ キャスト

セオドア・バンディ(テッド): ザック・エフロン(Zac Efron)

エリザベス・ケンドール(リズ): リリー・コリンズ(Lily Collins)

キャロル・アン・ブーン: カヤ・スコデラリオ(Kaya Scodelario)

エドワード・カワート裁判長: ジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich)

ジョン・オコンネル: ジェフリー・ドノヴァン(Jeffrey Donovan)

ジョアンナ: アンジェラ・サラフィアン(Angela Sarafyan)

デヴィッド・ヨーコム: ディラン・ベイカー(Dylan Baker)

ダン・ダウド: ブライアン・ジェラティ(Brian Geraghty)

ラリー・シンプソン: ジム・パーソンズ(Jim Parsons)

ジェリー・トンプソン: ハーレイ・ジョエル・オスメント(Haley Joel Osment)

キャロル・ダロンチ: グレース・ヴィクトリア・コックス(Grace Victoria Cox)

マイク・フィッシャー刑事: テリー・キニー(Terry Kinney)

ボブ・ヘイワード: ジェームズ・ヘットフィールド(James Hetfield)

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