スリー・ビルボード ネタバレ感想・考察・評価・あらすじ、犯人?
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● 映画 スリー・ビルボード ネタバレ感想から考察、母親の復讐

 

◆ スリー・ビルボード 予告編 動画

 

 

 

● 映画 スリー・ビルボード 登場人物の名前と特徴

 

登場人物が多いので、名と特徴を載せます。

◇ ミルドレッド・ヘイズ

レイプ殺人事件の被害者アンジェラの母親。一向に捜査が進まないことに憤慨し、3枚の広告看板に警察を批判するメッセージを出したことで、警察や住民の反感を買う。自分の意思を反対する者にはどんな行動をとることも辞さないが、亡くなる前の娘に対する言動を後悔している。映画後半にて酔ったチャーリーにより看板を燃やされる。だが、警察が看板を燃やしたと勘違いし、復讐に警察署に火炎瓶を投げ込み、署内にいたディクソンに大やけどを負わせる。

 

◇ ビル・ウィロビー署長

エビング警察の署長。レイプ殺人事件の捜査がなかなか進まないため、看板で名指しで批判されてしまう。誠実で人情深く、町の住民や仕事仲間に尊敬されている。実は末期の膵臓癌を患っており余命いくばくもなく、映画中盤で自殺する。心の奥ではミルドレッドの看板を名案と評し、1ヶ月分の看板設置代金を立て替えていたことがミルドレッドへの手紙で明らかになる。

 

◇ ジェイソン・ディクソン巡査

警察学校を6年かけて卒業したキャリア3年目のエビング警察の警官。35歳[注 1]。レイシストで暴力的で威圧的。ある秘密を持つが周囲に理解されず苦悩する。昇進試験は全て落選。父は故人で、自身と同じレイシストの母に何でも相談し現在まで二人暮らし。ウィロビーを異常に慕う。映画中盤でとんでもない暴挙を行うが、ウィロビーの手紙から次第に改心する。

 

◇ アン・ウィロビー

ビルの妻。夫婦仲は良好で、オスカー・ワイルドの言葉を引用するなど聡明。

 

◇ チャーリー

ミルドレッドの元DV夫。現在は、19歳の少女と交際している。

 

◇ ジェームズ

ミルドレッドの友人。彼女に密かな恋心を抱いてる。

 

◇ レッド・ウェルビー

ミルドレッドに広告板を貸した広告代理店の経営者。映画中盤でディクソンに暴力を振るわれ、大けがを負った。

 

◇ パメラ

レッドが経営する広告代理店の事務員。

 

◇ ジェローム

広告看板の制作者。

 

◇ ロビー・ヘイズ

ミルドレッドの息子。ミルドレッドのやり方に反発する。

 

◇ セドリック巡査部長

ウィロビーやディクソンの同僚。中盤、ウィロビーの手紙をディクソンに渡す手引きをする。

 

◇ デニス

ミルドレッドの友人で職場の同僚。ミルドレッドの捜査妨害の対抗のため警察に逮捕されてしまう。

 

◇ アンジェラ・ヘイズ

ミルドレッドの娘。レイプ殺人事件の被害者。

 

◇ ペネロープ

チャーリーの現在の交際相手。19歳。動物関係の仕事をしている。

 

◇ アバークロンビー

自殺したウィロビーの後任署長。

 

◇ ディクソンの母

ディクソンの母親で、ディクソンと同居している。夫は事故で死別し、ディクソンを女手一つで育てた。レイシスト。

 

 

● 映画 スリー・ビルボード のあらすじ

 

米ミズーリー州の田舎町。

ティーンエイジャーの娘をレイプ後焼き殺された母親のミルドレッドは

事件後7か月が過ぎても手掛かりすら掴めていない警察に怒りを感じている。

 

そこで彼女は道路沿いに3枚の看板を設置します。

警察批判の内容を、法律に反しない様な表現で文字のみの看板です。

 

でも警察署員や町の住人からは激しい批判や妨害に合います。

 

 

でも彼女は屈しないのです。

 

アメリカ中西部の田舎町に激震を起こした事件の後遺症は

予想もしない大事件を引き起こし、

 

関係者たちを巻き込んでいきます。

 

 

● 映画 スリー・ビルボード のネタバレ感想

 

ミズーリー州の田舎町エビング。

 

ティーンエイジャーの娘アンジェラが7カ月前にレイプされた後

焼き殺されるという酷い事件が起きているんです。

 

アンジェラの母親ミルドレッドは

一向に捜査が進展しない警察にいら立ち不信感を抱いています。

だがそれも徐々に怒りに変わっていくのです。

 

そこで彼女は事件現場となった場所に

昔からある3枚並びの大看板に目を付けます。

 

 

早速その看板の広告代理店に行き、そこの看板を借りれるか聞きます。

台帳をまさぐった業者は最後の使用は1986年で、今は貸せるという返事です。

 

そして借りる期間は?と聞きます。

彼女は1年、と答えます。

 

業者はかなり驚きます。

そして苦笑交じりに言うんです。

道に迷ったか、ヘボしか通らないような道に1年借りる?

 

それもそのはずですね。このドリンク・ロードは

その先に高速道路が出来たので誰も通らなくなったのです。

 

でもミルドレッドはそこを借りると言います。

 

そして広告に使う言葉で法律に触れる言葉を聞き、

それなら大丈夫だと言って、広告原稿を手渡し、

1か月分のレンタル料として5000ドル渡します。

 

 

完成予定はイースターまでに、と聞き納得します。

 

その幾日か後の夜にディクソン巡査が車で

その看板前に差し掛かると丁度看板工事をやっているんです。

 

その文章を見て凄く驚きます。

すぐさまビル・ウィロビー署長に電話を入れます。

 

殺害現場に立つ3枚の広告板(スリー・ビルボード)に

それぞれこのように書かれているんです。

1枚目:レイプされて死亡、

2枚目:犯人逮捕はまだ?、

3枚目:なぜ?ウィロビー署長

 

 

エビングの町の住人はウィロビー署長の人格に敬愛しているんです。

ディクソン巡査はもともとレイシストであり

ウィロビー署長を尊敬もしているんです。

 

そのような人たちが一様にこの看板には怒りを持っています。

特にジェイソン巡査は怒り狂っています。

 

すぐさまセドリック巡査部長やウィロビー署長達が

広告代理店に怒鳴りこむんですね。

 

でも業者は別に看板の文言は法律に触れていない

と言って看板の撤去を拒絶します。

 

それからはミルドレッドと息子のロビーは

町の住人達に嫌がらせを受け始めます。

 

 

でも彼女は自分の意志を押し通します。

アンジェラの無念を晴らしたいがためであり、

また犯人への復讐心もあったのでしょう。

 

この3枚の看板はいろんな方面にも波紋を与えているんです。

 

ミルドレッドの元夫チャーリーは家庭内での暴力を振るうDV男であるが、

そんなチャーリーも看板が与える影響を案じているんです。

 

ある日チャーリーがミルドレッドの家にやって来ます。

ひと悶着あった後でチャーリーは言います。

 

俺が苦しんでないと思うのか。

会えるものならアンジェラに会いたい。

広告出したってあの娘は生き返らない。

 

 

そして最後に家を出ていく前にチャーリーが一言うんです。

 

妙なことにアンジェラは事件の1週間前に

俺のところで一緒に暮らしたいと言ってたんだぞ。

お前たちにぎゃあぎゃあ言われて喧嘩になるのはもうごめんだと。

俺は、母さんのところに、いてやれと言った。

 

今じゃ後悔している。俺が引き取っていれば無事だった。

 

ミルドレッドは言います。でたらめ云わないでよ。

 

チャーリーが言う。信じないならいい。息子に聞いてみろ。

そういってチャーリーは出ていきます。

 

その後彼女はロビーに聞きます。本当なの?

ロビーが答えます。さあ、知らない。

 

 

彼女はいいます。惚けないで。

 

ずーっと強気で押してきたミルドレッドですが、

実は彼女は誰にも言えないことが有り、

そのことで自責の念に苛まれているのです。

 

それはアンジェラが殺された当日の事です。

 

アンジェラが友人たちと遊びに出かけるので、

車を貸してほしいとミルドレッドに言ってきたのです。

 

ミルドレッドは普段の娘の行動に悩んでいたことも有って、

それを断るのです。その後、激しい口論となったんです。

 

 

アンジェラが言います。

暗い夜道を歩いてレイプされたらどうするの?

 

ミルドレッドは言い返します。

レイプされればいい。

 

そんなことを言ってしまったのです。

そのことが彼女の意識から消えることは有りません。

 

この後は映画で確認してください。

 

静かに、時に激しく時が流れていく中で、

娘を殺された母親が、一人娘の無念を晴らすべく、

復讐せんがために世間の反感を買いながら動いていきます。

 

面白い映画ですね。

必ず見て欲しい映画です。

 

 

● 映画 スリー・ビルボード の考察

 

この映画はアカデミー賞主演女優賞・助演男優賞受賞!を

取ったことからも分かる様に、

評論家や映画製作のプロにかなり評価されています。

 

ミルドレッド役の女優フランシス・マクドーマンドが

アカデミー賞主演女優賞の受賞は2回目の栄誉ですね。

 

また、これまでにアカデミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞し、

演劇の三冠王を達成しています。

 

ジェイソン・ディクソン巡査役の俳優サム・ロックウェルは

アカデミー賞助演男優賞受賞及びゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞。

 

共にすごい役者さんですね。

 

 

この映画の舞台は米ミズーリー州のエビングという街になっていますが、

エビングは架空の町名です。

 

ただこのアメリカ中西部のミズーリー州はガチガチの保守的な地域であり、

白人が多く住んでいる所でもあるんです。

 

人種差別も女性蔑視もいまだに歴然と残っているんですね。

 

でも、ミズーリー州に住む白人もまた差別される側にもなっているんですよ。

それはミズーリー州に住む白人の大半は低賃金の労働者であり、

アメリカの経済成長に乗り損ねた人々なんですね。

 

そんな人々は「ヒルビリー」と呼ばれて疎まれているんです。

でもそんな人たちがトランプ政権の支持基盤でもあるんですね。

 

この映画は登場人物の一人ひとりの内面を

深く掘り下げて表現しているですね。

そんなところも飽きさせずに見せている理由だと思います。

 

 

この映画に関連する言葉

 

ミズーリー州

 

アイダホ州

 

強姦(レイプ)

 

看板(ビルボード)

 

膵癌(膵臓癌)

 

警察官

 

大麻(マリファナ)

 

尋問

 

火炎瓶

 

復活祭(イースター)

 

警察学校

 

ドメスティックバイオレンス(DV)

 

広告代理店

 

ティーンエイジャー

 

アカデミー賞

 

アカデミー主演女優賞

 

アカデミー助演男優賞

 

エミー賞

 

トニー賞

 

ゴールデングローブ賞

 

人種差別

 

ミソジニー(女性嫌悪、女性蔑視)

 

 

● 私の評価

 

Movie: 4.3 out of 5 stars (4.3 / 5)

 

 

◆ 作品情報

 

□ タイトル

・スリー・ビルボード

 

□ ジャンル

・サスペンス

 

□ 製作年

・2017年

 

□ 制作国

・イギリス、アメリカ

 

□ 収録時間

・115分

 

□ 音声仕様

・英 / 日

 

□ 監督

・マーティン・マクドナー

 

□ キャスト

 

ミルドレッド・ヘイズ:フランシス・マクドーマンド

 

ビル・ウィロビー署長:ウディ・ハレルソン

 

ジェイソン・ディクソン巡査:サム・ロックウェル

 

アン・ウィロビー:アビー・コーニッシュ

 

チャーリー:ジョン・ホークス

 

ジェームズ:ピーター・ディンクレイ

 

レッド・ウェルビー:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

 

パメラ:ケリー・コンドン

 

ジェローム:ダレル・ブリット=ギブソン

 

ロビー・ヘイズ:ルーカス・ヘッジズ

 

セドリック巡査部長:ジェリコ・イヴァネク

 

デニス:アマンダ・ウォーレン

 

アンジェラ・ヘイズ:キャスリン・ニュートン

 

ペネロープ:サマラ・ウィーヴィング

 

アバークロンビー:クラーク・ピーターズ

 

ディクソンの母:サンディ・マーティン

 

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