アガサ・クリスティ ねじれた家 ネタバレ感想・考察・あらすじ

● 映画 アガサ・クリスティ ねじれた家 あらすじ・ネタバレ感想・考察

◆ アガサ・クリスティ ねじれた家 予告編 動画

 

 

● 映画 アガサ・クリスティ ねじれた家 のあらすじ

 

1950年代中頃のイギリス。

無一文から一代で巨万の富を築き上げた大富豪

アリステッド・レオニデスが亡くなった。

 

孫娘のソフィアは毒殺を疑っているんです。

 

そこで彼女は元恋人で私立探偵のチャールズ・ヘイワードに捜査を依頼します。

最初は断っていたチャールズもついに捜査依頼を受けます。

 

 

レオニデス家の屋敷には亡くなったアリステッドの

義理の姉、後妻、長男夫婦、次男夫婦、

長男夫婦の子供たち3人(この長女がソフィア)が暮らしています。

 

捜査を始めたチャールズ。

この家族にはお互いに、巨額の遺産を巡って

確執がねじれて絡み合っているんです。

 

チャールズはこの家族はソフィアも含め、

全員にアルステッド殺害の動機がある事に気付きます。

 

そしてさらに第2の殺人事件が起こります。

犯人は?動機は?

 

● 映画 アガサ・クリスティ ねじれた家 のネタバレ感想

 

登場人物が凄く多いので簡単に紹介しておきます。

 

チャールズ・ヘイワード:私立探偵。元外交官。ソフィアの元恋人。

ソフィア・レオニデス:チャールズの元恋人でフィリップの長女。

アリステッド・レオニデス:ソフィアの祖父で、大金持ち。

ブレンダ・レオニデス:アリスタイドの後妻。

イーディス・デ・ハヴィランド:アリスタイドの義姉。

ロジャー・レオニデス:アリスタイドの長男。

クレメンシイ・レオニデス:ロジャーの妻。

フィリップ・レオニデス:アリスタイドの次男でソフィアの父親。

マグダ・レオニデス:フィリップの妻でソフィアの母親。

ユースタス・レオニデス:フィリップの長男。ソフィアの弟。

ジョセフィン・レオニデス:フィリップの次女。ソフィアの妹。

ローレンス・ブラウン:ユースタス、ジョセフィンの家庭教師。

ジャネット・ロウ:ナニー。使用人。

ゲイツキル:弁護士。

ヘイワード:チャールズの父。ロンドン警視庁副総監。

タヴァナー:主任警部。

 

レオニデス家の人物相関図

 

イギリス・ロンドンで小さな探偵事務所を持っているチャールズ。

その彼のところに大富豪アリステッド・レオニデスの

孫娘のソフィアが訪ねてきています。

 

彼女はチャールズの元カノなんです。

その彼女はアリステッドが亡くなったが、腑に落ちない。

殺されたのでは?

と疑っているんです。

 

そこでチャールズにその捜査を頼みに来たのです。

チャールズは一旦は断るのです。

 

 

でもソフィアが帰った後、一人だけいる女性の事務員に、

いい宣伝になる、仕事もないのに断るなんて出来ませんよ。

と言われちゃうんです。

 

そんなことも有って、早速ロンドン警視庁にアリステッドの

死亡についての捜査資料を見せてもらいに行きます。

 

彼の父親は生前ロンドン警視庁の元副総監だったのです。

そんなことも有り主任警部のタヴァナーとも心易いんです。

 

そして資料によると死因は心臓発作です。

目薬を血管注射したようだ。その目薬は血管注射すると心臓発作を起こす。

ということが分かってきます。

 

ここで彼はこの事件の解決に向けた捜査を始めることにしたのです。

 

あくる日チャールズはソフィアに会うためレオニデス家の屋敷に行きます。

広大な敷地に尖塔がいくつもあるお城の様な屋敷です。

 

 

その前まで車で行きます。

車を降りてその屋敷を眺めていると、突然大きな銃声がします。

 

イーディスと名乗る女性が散弾銃を

芝生に覆われた地面に向け、撃っているのです。

モグラ退治だと言っています。

 

そしてチャールズがアリステッド殺害事件の

捜査依頼を受けてくることを知っていたようです。

 

彼女が言います。

 

ソフィアは一族の中に殺人者がいると信じているのね。

ドラマティックなこと。

 

 

そこへソフィアがやって来ます。

そして彼はそのままソフィアに屋敷内を案内してもらいます。

その時に彼女は一族の話をします。

 

イーディスはアリステッドの前妻マーシャの姉で

マーシャの看病のために来た。

 

 

マーシャが亡くなった後、

残された2人の息子フィリップとロジャーを育てるため残った。

それはアリステッドの影響をその二人が受けない様にするため。

 

それにしても屋内もすごい美術品がそこかしこにあります。

絵画も壁面一杯に並んでいます。

 

そしてアリステッドの部屋に入ります。

そこでベッドで眠る様になくなっている彼をソフィアが見つけたのです。

 

毎朝食事を彼女が運んでいたのです。

それはアルステッドの希望だったらしい。

ソフィアとアルステッドは妙に気が合ったというんです。

 

 

そして彼女が言うには、一族は皆、物凄く残酷になれる人たちで、

残酷の意味がそれぞれ違うらしいのです。

そこでソフィアは去っていきます。

 

チャールズは部屋内を見ていると

ソフィアの妹のジョセフィンがやって来ました。

 

あなたが探偵?と問いかけてきました。

それに答えて、みんなの秘密を探るの?との問いに、

そのつもりだ、と答えます。

 

その後、一族の人たちに順次会っていきます。

本当に癖のある一筋縄ではいかない人々です。

 

 

でもチャールズはある結論を持ちます。

それはソフィアも含めて一族全員に

アリステッド殺害の動機が有るということです。

 

そこから捜査はなかなか進展しません。

この家族はみんなバラバラ、嫉妬と猜疑心、

憎しみや敵意、莫大な遺産への欲。

 

そこには家族としての絆や温かさは皆無です。

 

 

本当に面白いですよ。

 

この後は映画で確認してください。

アガサ・クリスティ全開の映画です。

 

● 映画 アガサ・クリスティ ねじれた家 の考察

 

この原作は1949年に発表されています。

映画は1958年頃のロンドンの様子を映し出しています。

 

この原作作品はアガサ・クリスティ自身が

自作の小説の中で最高傑作と言ってるんですね。

 

なんといっても映画の中で出てくるイギリスの上流階級の住む巨大な屋敷。

その内部の絵画を含めた調度品。

特に壁面にずらっと並んだ名画。素晴らしいですね。

 

 

またソフィアの母マグダ役の女優ジリアン・アンダーソンは

有名なテレビシリーズの「X-ファイル」のスカリー捜査官を演じていました。

 

この映画の中でそのつもりで観ていましたが、

いくら見てもスカリーには見えません。

役者ってすごいですね。

 

 

またこの屋敷は、各家庭ごとに全く違うデザインで様相が一変していて

その家族の持ち味が現れているのでしょうね。

 

この三世代が住むねじれたお屋敷で起こる連続殺人事件。

犯人捜しを推理しながら観るのもアガサ・クリスティ映画の醍醐味ですよね。

 

でも私は最後まで分からなかったです。

結末を見てこの最後の表現しかできなかったのだろうな、と思いました。

 

 

面白い映画です。

 

 

この記事に関連する言葉

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● 私の評価

 

4.5

 

◆ 作品情報

 

□ タイトル

・アガサ・クリスティ ねじれた家

 

□ ジャンル

・サスペンス

 

□ 製作年

・2017年

 

□ 制作国

・イギリス

 

□ 収録時間

・115分

 

□ 音声仕様

・英 / 日

 

□ 監督

・ジル・パケ=ブランネール

 

□ キャスト

 

イーディス・デ・ハヴィランド:グレン・クローズ

 

タヴァナー主任警部:テレンス・スタンプ

 

チャールズ・ヘイワード:マックス・アイアンズ

 

ソフィア・レオニデス:ステファニー・マティーニ

 

フィリップ・レオニデス:ジュリアン・サンズ

 

ジョセフィーン・レオニデス:オナー・ニーフシー

 

ロジャー・レオニデス:クリスチャン・マッケイ

 

クレメンシー・レオニデス:アマンダ・アビントン

 

マグダ・レオニデス:ジリアン・アンダーソン

 

ブレンダ・レオニデス:クリスティーナ・ヘンドリックス

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