● 映画 トーナメント スリラーの醍醐味満載
◆ トーナメント 予告編 動画
● 映画 トーナメント のあらすじ
大晦日の夜、リンジーとジェフの夫婦は
リンジーの職場の年越しパーティに参加しています。
でもジェフは楽しめず外でタバコを吸っています。
それに気づいたリンジーが夫の傍にやって来ます。
2人は適当にパーティを抜けて、車で帰路につきます。
ジェフは飲酒をしているが運転しています。
ちょっとよそ見をした瞬間男を轢いてしまいます。
死んでしまった男を乗せ、自宅ガレージに車をいれます。
そのころ居候しているリンジーの妹ハンナが帰ってきましたよ。
誰もいないガレージに入って行くと、いきなり男に襲われます。
例の男が息を吹き返したんです。
驚いたハンナは男を銃で撃ち殺してしまいます。
その翌日、スミスと名乗る男がやって来ます。
刑事だと言いバッチを見せます。
スミスが現れたことにより、リンジー、ジェフ、ハンナ3人の間に
少しづつ不信感が蔓延って来るんです。
やがて殺人へと・・・。
最後に残るのは誰?
● 映画 トーナメント のネタバレ感想
この映画、結構面白いです。
家族間に少しづつ育つ不信感。
それが微妙に登場人物の行動に現れてきます。
見どころの一つですね。
リンジーの会社の年越しパーティに参加しているリンジーとジェフの夫婦。
しかしジェフは8カ月間失業中で騒ぐ気になれないんですね。
外でタバコを吸っているとリンジーがやって来ます。
そのまま帰宅するんですが、車の運転は飲酒をしているがジェフがやります。
夜中の街路灯もない暗い林の中の道路です。
ちょっとよそ見をした瞬間男を轢いてしまいます。
動揺する二人ですが、ジェフは気を取り直し倒れている男の傍に行きます。
血だらけの男は生きてはいますが、瀕死の状態です。
ジェフはリンジーに救急車を呼ぶ様に指示をします。
しかし携帯電話は圏外で繋がりません。
男を車に乗せ病院を目指します。
リンジーが運転し、ジェフが男に介抱しています。
だが男は息を引き取ってしまうんです。
ジェフは行き先を自宅に変えさせます。
この事件を隠ぺいすることにしたんです。
死体を載せたまま自宅ガレージに車を入れます。
車を降りてジェフは仕方がなかったんだとリンジーに言います。
それは自分に言い聞かせる言葉でもあったんですね。
そして2時間経ったら、今轢いたと言って病院へ連れて行くといいます。
だが車のナンバープレートが外れ落ちて
無くなっていることにジェフが気付きます。
事故現場で落ちている、取りに行く、
とジェフが言って、別の車で出ていきます。
事故現場に近づいたところでジェフは車を止めます。
林越しにパトライトの点滅が見えたのです。
警察がきて現場検証をしているようです。
ジェフはそのまま引き返します。
そのころ居候しているリンジーの妹のハンナが帰ってきました。
ボーイフレンドのオートバイで送ってきてもらったようです。
家の中に入ったアンナは電気が消えたまま暗いので、不審に思います。
家の中、二人を探していると、
ガレージに向かうところに一つ明かりがついています。
が、ガレージは暗いままです。
そーっとガレージの中を歩いていると、突然何者かに襲われたのです。
抵抗するハンナ。それは死んだはずの例の男です。
息を吹き返したようです。
男は銃を出してハンナに向けようとしたが、
ハンナは持っていたバットで銃を叩き落し、逆に銃を奪います。
なおも襲ってくる男をその銃で撃ち殺してしまいます。
丁度ガレージの外まで帰ってきたジェフと
2階にいるリンジーはその銃声を聞きます。
家に入ったジェフと2階から降りてきたリンジーが
お互い顔を見合わせています。
そこへ泣き叫びながらハンナが走ってやって来ました。
二人の顔を見てハンナはそこまで持ってきた銃を落とし
リンジーに抱き付きます。
その銃を拾って構えながらジェフはガレージに入って行きます。
そして床に銃で撃たれて息絶えた男を見つけます。
ジェフは男の所持品を調べています。
なんとこの家の住所を書いたメモが出てきます。
この男はこの家に用が有りやって来る途中だったようです。
ジェフ、リンジー、ハンナの3人はこれらの事を警察に届けずに秘密にします。
男の遺体はブルーシートで包み込み、
ガレージの壁際の隅にがらくたの様に置いています。
ガレージの床や車の座席の血だまり、ぶつかった前部の痕跡などを
夫婦二人で消し去る様に拭き上げていきます。
そして翌日、2人の警官がやって来ます。
なんか疑っている様な意味深なしゃべり方ですが、
落ちていたナンバープレートを手渡して帰っていきます。
そのあとハンナが死んだ男は自分を追ってきたのかも、と言い出したんです。
ハンナは言います。
元カレのリチャードは株のブローカーで仲間と、
お年寄りから集めた金を帳簿に載せず、
自分たちの物にしていたようだ。
リチャードは抜けたがっていたが、仲間が許さなかった。
彼は自分に何かあったらこのバッグを持ってすぐ逃げろ、と言ってた。
そこでハンナが持ってきたバッグを調べると
引き換え番号が書かれたチケットが出てきたのです。
ジェフとハンナはチケットを持ってその住所に行きます。
到着後、ハンナ1人で引き換えに行きます。
しばらくして戻ってきたハンナは持っていた小さめのバッグをジェフに渡します。
中は見てないので何が入っているか分からないと言います。
ジェフがバッグを開けると5万ドル入っています。
そのころ一人留守番のリンジーにスミスと名乗る男がやって来ます。
彼は刑事だと言ってバッジを見せます。
しつこく話しかけてきて、最後はリンジーに襲い掛かり椅子に縛り付けて、
口にはガムテープを張って拘束されてしまいます。
そんなリンジーは何とか拘束を解くことに成功します。
その後、そっとスミスの後ろから後頭部を火かき棒で殴り、
今度は逆にスミスを椅子に縛り付けてしまいます。
ここからこの映画の一番面白い話の流れや、映像が続きます。
最後はどんな結末が待っているんでしょうか。
後は映画で確認してください。
ほんと、面白いですよ。
● 映画 トーナメント の考察
この映画の原題は「Midnighters」なんです。
邦題は「トーナメント」なんですね。
全然違いますね。トーナメントという題名からは
ある程度の人数がそれぞれ戦い、
勝ち残って最後は誰が一人残るのか、
という物語を想像しちゃいますよね。
でもこの映画は違います。
トーナメント戦の様な戦いはしません。
結論を言うと、
妻リンジー、夫ジェフ、リンジーの妹ハンナ、
ハンナの元カレのスミスことリチャード。
もっとシンプルに、
リンジー、ジェフ、ハンナ、リチャード の4人が騙し合い、
結果殺し合い誰が最後に大金を手に入れることが出来るか、という話です。
その大金はリチャードが株売買で詐欺を働き、老人から巻き上げた金です。
この大金をハンナが持って逃げ『クラウン・ヒル・ロッジ』に
預けてしまっているんです。
だからこの時点で金の額を知っているのはハンナとリチャード。
どこに隠しているかを知っているのはハンナ。
ハンナはリチャードから、もし自分に何かあったら
このバッグを持ってすぐ逃げろ、と言われていたんです。
だからこれは最後の方になって分かって来るんですが、
ジェフに伴われてハンナが『クラウン・ヒル・ロッジ』に
預けたものを取りに行きます。
その時一旦大きなバッグで出てきたものを、
小さなバッグに小出しして、大きなバッグの方は
もう一度預けなおしているんですね。
でもそんなことはつゆ知らず、ジェフはその小さいバッグの
5万ドルを見て有頂天になるんです。
でもハンナはまだ大金がある事を知っているわけですから、
ジェフという男の器の小ささをバカにしているんです。
そんなことが有って、この後ハンナが、ジェフのことを、
馬鹿な奴、たかが5万ドル位で夢なんか見ちゃって、
と言ってるんですね。
映画を観ていて、この場面でのこのセリフがなんか気になっていたんです。
この映画は観終わった後で、
ああだ、こうだ、と言い考えるのがまた面白いかもです。
この記事に関連する言葉
トーナメント方式 // 大晦日 // 年越し // カウントダウン・パーティー // 失業 // 街路灯 // 圏外 // 現場検証 // ガムテープ // 火かき棒 // 隠蔽 // ガレージ(車庫) // 刑事 // 疑心暗鬼 // 家族 // ひき逃げ // 隠蔽 // 悪夢 // 事故 // サイコスリラー // デスゲーム // 居候 // 登場人物 // 舞台 // 設定 (物語) // 遺体 // 警察 // 射殺 // 逮捕 // 事故 // 現場 // 資産家 // 詐欺 // 拷問 // 拳銃 // 串刺し //
● 私の評価
◆ 作品情報
□ タイトル
・トーナメント
□ ジャンル
・サスペンス
□ 製作年
・2017年
□ 制作国
・アメリカ
□ 収録時間
・93分
□ 音声仕様
・英 / 日
□ 監督
・ジュリアス・ラムゼイ
□ キャスト
リンジー:アレクサンドラ・エッソー
ハンナ:パーラ・ヘイニー・ジャーディン
ジェフ:ディラン・マクティー
スミス:ウォード・ホートン
ベローネ役員:アンドリュー・ローゼンバーグ