
● 映画 ブレイン・ゲーム あらすじ ネタバレ感想 映画情報
◆ ブレイン・ゲーム 予告編 動画
● 映画 ブレイン・ゲーム のあらすじ
連続殺人事件を追っているFBI捜査官ジョーと
若い相棒の女性捜査官キャサリンは捜査に行き詰っていた。
そこでジョーはキャサリンを連れて古い友人
ジョン・クランシー博士を訪ねていき、
ぜひ力を貸してほしいと頼むのです。
ジョンは超能力の持ち主で過去には数々の逮捕に至る協力をしているのです。
だがそのジョンは一人娘を病気で亡くしてからは、
第一線から身を引き、人里離れた自宅でひっそり一人で暮らしているんです。
ジョーの頼みを断っていたジョンは彼の熱意に負けて、捜査協力を引き受けます。
キャサリンは超能力の存在を全く信じていないんです。
でもジョンと仕事をしていく内にキャサリンは少しづつその考えを改めていきます。
三人の捜査が進むうちに、やがて真犯人が分かってきます。
その犯人は超能力を使って犯行を続けているらしい。
そしてその能力はジョンを上回っていると気付いたのです。
犯人対FBI捜査官とジョン・クランシー博士。
どんな結末が待っているんでしょうか。
● 映画 ブレイン・ゲーム のネタバレ感想
この映画は凄く面白いです。
アンソニー・ホプキンスが出てくると、場が引き締まりますね。
殺人事件が起こり、FBI捜査官のジョーは若い相棒の
女性捜査官キャサリンと現場に出向きます。
被害者は首の後ろ側延髄部を細長い棒状の凶器で一刺しされています。
これは被害者は痛みも苦しみも感じずに、ほぼ即死になります。
同じ手口で連続事件となっているんです。
この被害者たちに、何も共通点はなく、性別、年齢などバラバラなんです。
手掛かりを全くつかめず、捜査は暗礁に乗り上げた格好です。
困り果てたジョーはキャサリンを伴って古い友人の
ジョン・クラーク博士に会いに行きます。
このジョン博士は医者ですが、触れた物の
過去や未来が見えるという超能力を持っているんです。
過去にはジョーを助けて事件を解決に導いているんです。
だが現在のジョン博士は最愛の一人娘を白血病で亡くし、
一線から引いて人里離れてひっそり一人暮らしです。
ジョン博士の妻は娘を失くした悲しみを毎日共有し暗い表情で
暮らしていくことに耐えられず別居しているんです。
そんなことも有りジョン博士はジョーの頼みを断ります。
キャサリンはジョーから車で待っているように
言われていたのですが、そっと二人の元に近づきます。
彼女の手には連続殺人事件の分厚い資料があります。
それをテーブルに置きキャサリンは握手をしようと
ジョン博士に手を差し出します。
彼が握手をする気が無いのでキャサリンは
ジョン博士の肩にそっと触れて出ていきます。
その時、キャサリンが肩に触れたその時、
ジョン博士はキャサリンの未来が見えたのです。
それは銃で頭を打たれ顔面に血が流れている彼女の顔です。
だがジョン博士は驚愕を抑え込み何も言いません。
ジョーはそんなジョン博士に
"大丈夫か?
もし協力する気になったら、会いに来てくれ"
と言い残して帰っていきます。
二人が去った後ジョン博士は音楽を聴きながら
何気なく捜査資料をパラパラっと見ています。
その中で気になる言葉が有ります。
"WHO AM I ?"(私は誰?)
その言葉を反芻しながら家を出て前の池の畔に立ちます。
何かが頭の中で漠然とではありますが、浮かび上がってき始めています。
あくる日ジョン博士はジョーとキャサリンに会いに行き
この連続殺人事件の捜査協力をすると言います。
その時に改めてジョーはキャサリンを紹介します。
ジョー
彼女は実は博士号を持ってる。専門は、えーっと・・・
キャサリン
精神病理学よ
ジョー
FBIに来る前はNY大学で教授になる予定だった
ジョン博士
じゃ、なんでこんなところに来たんだい
キャサリン
銃を持ってみたかったの
ジョン博士
そうか、セクシーだな
ジョー
君たちは最強のチームになる
ジョンがこの先何が起きるか予測し、
キャサリンがその原因を分析するんだ
キャサリン
クランシー先生、あらかじめ伝えておくわ、
失礼かもしれないけど
私は予知能力などと言うものを全く信じていないの、
ああいうの、インチキだと思っている
ジョン博士
かまわんよ、私も分析医などと言うものは
金の亡者だと思っている
気を許せば、すべてをむしり取られる
キャサリン
そんなことをいうのは藪医者しか知らないからよ
ジョン博士
フロイトの言葉だ
ここで一瞬息をのむキャサリンです。
ジョー
やっぱり君らは、最強のチームだ
ここのやり取りが凄く印象に残ったので
リアルに取り上げてみました。
この後キャサリンはジョン博士と捜査を進めていく内に
ジョン博士の超能力を少しづつ認めていくことになります。
この連続殺人事件は手口は皆同じだが
被害者には全くの共通点が無いんですね。
それがそもそも大きな疑問点なんです。
やがてはジョン博士がその疑問点も解明していきます。
でもそれは犯人はジョン博士と同じ超能力を持っていて、
そしてそれはジョン博士を凌駕する力だという事実を
ジョン博士が思い知らされるときなんです。
この後、ジョーとキャサリンの二人のFBI捜査官と
ジョー博士は真犯人を暴き出し、
逮捕までたどり着けるのでしょうか。
あとは、どうぞ映画で確認してください。
面白い映画です。
● 映画 ブレイン・ゲーム の考察
二人の超能力者の戦いを見るわけです。
でも捜査側の超能力より犯人側の超能力の方が凌駕している。
そうすればどうして捉えることが出来るのでしょうか。
それ故にジョン博士は一度
私には手に負えない、この事件は降りる
と言って帰ってしまうんですね。
でも結局はまた捜査協力を続けますが…。
ここからはネタバレになってしまいますが、
この一見バラバラな殺人事件は実は物凄い共通点が有るんです。
それは皆不治の病を持っているんです。
ただ、今この時点では発症していないので
誰も分からない、と言うことなんです。
そのまま生活を続けていけば、この先必ず発病し、重病に苦しむ。
本人が味わうであろう猛烈な痛みと恐怖、その果ての死。
そんなことから救っているんだ。
この様に犯人は思って実行しているんです。
そうなんですね、犯人は超能力者であり、
人の未来が分かってしまうんです。
だから発病して苦しみを味わう前に、
痛みも苦しみも感じない方法で安楽死させている。
この様な論法なんですね。
これは正義でしょうか。
私は絶対正義ではないと思います。
だって本人の意思は全く無視じゃないですか。
将来発病して苦しむ事実が有ったとしても、
今現在苦しみや痛みが無い状態で死を望む人は
いないのではないでしょうか。
やはり犯人は偽善のマスクをかぶったサイコパスだと思います。
この映画は面白いです。おすすめです。
この記事に関連する言葉
超能力 // 予知 // 偽善 // 正義 // 精神病質(サイコパシー) // 連邦捜査局(FBI) // 特別捜査官 // 延髄 // 博士 // 精神病理学 // 安楽死 // 連続殺人犯(シリアルキラー) // 逮捕 // 捜査 // 懐疑的 // 凌駕 // サイコスリラー // アナリスト // 能力 // 隠遁 // アクション // ヒューマンドラマ // エゴイスト // 貧困 // 猟奇殺人(シリアルキラー) // 白血病 // オペラ // 聖書 // 腫瘍 //
● 私の評価
◆ 作品情報
□ タイトル
・ブレイン・ゲーム
□ ジャンル
・サスペンス
□ 製作年
・2015年
□ 制作国
・アメリカ
□ 収録時間
・101分
□ 音声仕様
・英 / 日
□ 監督
・アフォンソ・ポヤルト
□ キャスト
ジョン・クランシー:アンソニー・ホプキンス
チャールズ・アンブローズ:コリン・ファレル
ジョー・メリウェザー捜査官:ジェフリー・ディーン・モーガン
キャサリン・コウルズ捜査官:アビー・コーニッシュ
ローラ・メリウェザー:マーリー・シェルトン
ミスター・エリス:ザンダー・バークレー
デヴィッド・レイモンド:ケニー・ジョンソン
エリザベス・クランシー:ジャニン・ターナー
エレノア・ムフ:シャロン・ローレンス
ソーヤー:ホセ・パブロ・カンティージョ
スロマン:マット・ジェラルド
ライナス・ハープ:ジョシュア・クローズ