NUMBER37 ナンバー37 映画の評価とネタバレ感想・考察・あらすじ

● 映画 NUMBER37 ナンバー37 あらすじ・ネタバレ感想・考察・評価

◆ NUMBER37 ナンバー37 予告編 動画

 

 

● 映画 NUMBER37 ナンバー37 のあらすじ

 

南アフリカ犯罪都市ケープフラッツでランダルは

友達のレスターと組んでコソ泥をやって暮らしている。

 

でもランダルは一向にうだつが上がらない生活に心底嫌気がさしていた。

一発逆転を狙って、金貸しのエミーから借金した金を元手に麻薬販売を始める。

だが失敗し、レスターは殺され自分は車いす生活へ。

 

ランダルは恋人のパムとアパートの2階の部屋を借りて一緒に住んでいます。

ある日その部屋から双眼鏡で向かい側のアパートを見ていました。

ロイヤーの部屋です。

 

 

ロイヤーは地元を牛耳っている凶悪なギャングのボスです。

ある日、そのロイヤーの部屋で一人の男にロイヤーが大金入りのバッグを渡している。

 

しかしそのあと、その男はロイヤーや手下に殺されてしまったんです。

殺された男は汚職警官でした。

 

ランダルはエミーへの借金返済が迫っており、あることを考え付きました。

警官殺しをネタにロイヤーを強請るんです。

 

はてさて、上手く金を手に入れることが出来るか。

ギャングとコソ泥の知恵比べです・・・。

 

● 映画 NUMBER37 ナンバー37 のネタバレ感想

 

この映画結構面白いです。

南アフリカで制作されたサスペンス映画と言うことで、

少し懐疑的な思いを持って、観始めました。

 

結果、大当たりです。面白かったですよ。絶賛オススメします。

 

南アフリカのケープフラッツで暮らしているランダル。

スラムでの生活にうんざりしています。

 

彼は友人レスターと空き巣狙いで生活しているんです。

そのような暮らしにうんざりして、一発逆転を狙った計画が有るんです。

 

それは麻薬取引に手を出すということなんです。

だが元手が有りません。

そこで金を借りるために、金貸しエミーのところへ行きます。

 

エミーの事務所に入ると血だらけの男が

チェーンに繋がれて、天井から吊るされています。

 

 

エミーは借りた金を返さなければ、こうなると言います。

エミーは危険な男なんです。

 

そのエミーが薬の売人は信用できないぞと言っています。

でもランダルは金を借ります。

 

その金を少し離れたところに車で待っていたレスターに渡します。

いよいよ一発大逆転の計画を実行に移すんです。

 

だが、結果大失敗です。

取引相手に銃で撃たれて、レスターは殺され、

ランダルは下半身麻痺の半身不随で、車いす生活に追い込まれました。

 

恋人パムが一緒に住むアパートの部屋を借りているんですが、

生憎2階の部屋なんです。

 

病院を退院した日、車からその部屋まで

パムと友人に担いでもらって帰宅です。

 

 

このアパートはエレベーターはないんです。

 

この2階の部屋がランダルとパムのスイートルームになるはずだったんです。

でも下半身不随で車いす生活のランダルは日に日に心が尖っていくんです。

 

夜にパムを満足させてやれないんです。

ついパムに辛く当たってしまいます。

 

そんなある日、パムからプレゼントでもらっていた双眼鏡を手に取ります。

これは動けないランダルが少しでも気がまぎれるように、

窓から周りの風景でも見るようにと、パムがプレゼントした物なんです。

 

心の尖っているランダルは、その時パムを怒鳴りつけたんです。

無駄遣いするな、といったんです。

 

でも実際双眼鏡を手にし、窓から周りを見てみると、

今までとは違う現実、それは他人の生活の

一部を覗き込んでいる生活なんですね。

 

 

その日から双眼鏡で窓越しの他人の生活を

覗き見ることが楽しくなってきたんです。

 

だが現実は甘く無いんです。

エミーからの電話がかかってきても出なかったことから、

エミーが直々にランダルの部屋にやってきて、

借金返済を迫って来たんです。

 

丁度帰宅してきたパムにも、脅しを入れています。

ランダルは何とかもう少し支払いを待ってほしいと頼みます。

エミーは7日間の猶予を与えました。

 

 

エミーは去り際に貸し倒れになったらどうなるか覚えているな、

と一つ脅しを入れています。

 

そのあとランダルはパムに問い詰められて、

25,000ランド借りていることを白状します。

 

ランダルは仲間に仕事はないかと電話をかけます。

次々とかけますが、半身不随のランダルに誰も仕事を回さないんです。

 

あくる日も一人ぽつんと部屋にいるランダルです。

 

いつものように双眼鏡を取り出し窓越しの風景を見ています。

その時、一人の男が路上にいるのを見つけます。

 

 

なんとなく歩いていく後を追っていると、

ランダルの向かい側にあるロイヤーの部屋にその男は入りました。

 

男はロイヤーやその手下たちに身分証を見せています。

男は悪徳警官だったのです。

 

そしてロイヤーはこの辺り一帯を牛耳っているギャングのボスなんです。

 

ロイヤーたちが大金の入ったバッグを

警官に渡すのをランダルは見てしまったのです。

 

ところがいきなり揉めだして、

ロイヤーたちは警官に襲い掛かり殺してしまいます。

 

 

その一部始終を見ていたランダルは緊急ダイアルに通報しますが、

何も話さずに電話を切ってしまいます。

 

彼は有る計画を思いついたんです。

 

彼は帰宅したパムにロイヤーたちの警官殺しを

目撃してしまったことを伝え計画があると話します。

 

そして友人のウォレンも計画に入れるため夕食に呼びました。

彼の計画はロイヤーを脅してバッグの中の

100,000ランドを奪うことなんです。

 

 

ウォレンは最初少し躊躇しましたが、最後は計画に乗ってきました。

 

さあこれからギャングのボスを脅して大金を奪う作戦の開始です。

コソ泥対ギャングのボス。

 

どのような結果が待っているのでしょうか。

非常に面白い展開が待っていますよ。

 

 

この後は是非映画で確認してください。

この映画、全力でお勧めします。

 

● 映画 NUMBER37 ナンバー37 の考察

 

南アフリカ共和国で制作されたこの映画は、

元々25分の短編映画として製作されているんですね。

 

その作品が「南アフリカフィルム・テレビアワード」の

2016年度最優秀短編映画賞を受賞したことによって、

"長編映画化として作り上げよう" となったのです。

 

この様なプロセスを経て完成したこの作品『NUMBER37 ナンバー37』は

モントリオールの世界最大のファンタスティック映画祭

「ファンタジア映画祭2018」で最優秀監督賞を受賞してしまったんです。

 

本当のサクセスストーリーですねぇ。

 

ほぼ無名に近いスタッフ&キャストが

こんな素晴らしい作品を作り上げたことに、

敬意をもってありがとうと言いたいです。

 

この映画の後半から終盤は予想がつかない展開が用意されています。

 

 

本当に面白い映画です。

 

この記事に関連する言葉

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● 私の評価

 

5

 

◆ 作品情報

 

□ タイトル

・NUMBER37 ナンバー37

 

□ ジャンル

・サスペンス

 

□ 製作年

・2018年

 

□ 制作国

・南アフリカ共和国

 

□ 収録時間

・110分

 

□ 音声仕様

・アフリカーンス語 / 日

 

□ 監督

・ノシフォ・ドゥミサ

 

□ キャスト

 

ランダル・ヘンドリックス:イルシャード・アリー

 

パム・イスマエル:モニーク・ロックマン

 

アリシア:Amrain Ismail-Essop

 

ゲイル警部:サンディ・シュルツ

 

パスター・ホワイト:エルトン・ランドリュー

 

Commander Gavin France:ディオン・ロッツ

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