モンスターズ 悪魔の復讐 映画のあらすじ・ネタバレ感想・考察

● 映画 モンスターズ 悪魔の復讐

◆ モンスターズ 悪魔の復讐 予告編 動画

 

 

● 映画 モンスターズ 悪魔の復讐 のあらすじ

 

1892年、マサチューセッツ州フォールリバー。

 

32歳のリジーは傲慢な父親アンドリュー・ボーデン、

継母アビー、姉エマの4人家族です。

 

ボーデン家は土地の名士であり大富豪です。

そこに新しく若い召使ブリジットがやって来た。

 

 

そんなある日アンドリューとアビーが斧で惨殺されたのです。

2人とも斧で滅多打ち状態です。

 

警察はリジーを容疑者として拘留します。

でもリジーは何故かとっても落ち着いて取り乱しも見せません。

 

この犯罪史上最も有名な未解決事件を映画化。

サイコ・サスペンス。

 

 

● 映画 モンスターズ 悪魔の復讐 のネタバレ感想

 

この映画はかなり面白いです。

二人の名女優が共演で素晴らしい演技を見せています。

 

マサチューセッツ州フォールリバーの

資産家ボーデン家の次女リジーは32歳で未婚です。

姉のエマも未婚です。

 

父親アンドリューは傲慢で二人の娘を精神的に圧迫しています。

義母アビーは大人しいだけの女です。

 

 

そんな4人家族の元に新しく若い美人の

召使ブリジットが雇われてやって来ます。

 

リジーは父親が決めた厳格なルールに縛られて、自由が有りません。

当然ながら父親への反発は相当あるようです。

 

姉のエマはそんなリジーの味方をしてくれます。

 

ある日の夜、リジーは父アンドリューの反対を押し切って

街へオペラの観劇に一人で出かけます。

 

アンドリューはリジーが友人、知人と一緒ではなく、

一人で出かけるということに激おこなんです。

ボーデン家の恥だというんです。

 

そんな父親にリジーはストレスが溜まりっぱなしです。

観劇はリジーにとって溜まりに溜まったストレスの

数少ない発散する場所でもあるんです。

 

 

でも今回の観劇中にリジーは突然の癲癇の発作により

客席の床に倒れてしまいます。

 

身体が癒えるまでリジーは自分の部屋で

ブリジットに介抱されます。

 

リジーはブリジットがアイルランドからの移民で

文字が読めないことを知ります。

そこで彼女はブリジットに読み書きを教えていくようになります。

 

 

2人は少しずつ親密になっていきます。

 

丁度そのころボーデン家に脅迫状が届くようになっています。

リジーは父親に脅迫状が来てることを警察に話して、と言います。

しかし父親は警察には話さない、これはこちらの問題だ、と言います。

 

その時に父親はリジーにお前のせいでボーデン家は

嘲笑や非難の的になっている、全部お前のせいだ、と言い切ります。

リジーは怒りを抑えて、きっとそうね、と言います。

 

リジーはどうせ父親の悪どい土地の取得方法で

誰かの恨みを買っているんだろうと思っています。

 

 

そのころに叔父のジョンがボーデン家にやって来ました。

リジーは叔父のジョンがほとんど一文無しになっていることを知っています。

 

父親はジョンに数日泊まっていけと言っています。

あくる日、父親とジョンの会話を壁越しに

リジーは聞いてしまいます。

 

脅迫状がきている。

娘たちが心配だ。

リジーは療養所へ送るかも。

 

万一のことを考えて、財産を管理する後見人をつけたい。

ジョンにはその後見人になる様に話しているんです。

 

 

ジョンにとっては渡りに船のおいしい話です。

 

この様な事からリジーはボーデン家に来る脅迫状は

ジョンの自演だと感じ始めています。

 

リジーの怒りは爆発寸前です。

あくる日、彼女はアビーの宝石箱から中身を全部持ち出し

街の質店に持ち込んでしまうんです。

 

 

そして泥棒の仕業に見せようとするんですが、

質店の主人が父親に連絡してきたことですべてばれてしまったんです。

 

父親は怒りに任せて納屋でリジーが可愛がって飼っている鳩を

全部首を斧で叩き切ってしまったんです。

 

その鳩をブリジットに全部料理するように命じ、

夕食のテーブルに出てきます。

 

 

リジーは耐えきれずテーブルから駆けるように離れていきます。

自室にこもっていると父親がドアをたたきながら怒鳴っているんです。

 

リジーはまた、発作を起こして意識を失くしてしまったんです。

気が付くとベッドの上で寝ています。

 

その横で姉のエマがリジーを責めます。

あなたはこれで父が必ず療養施設に入れてしまうだろう、と。

 

姉が去った後ブリジットはリジーを優しく看護します。

 

 

ある夜、リジーが寝付かれずにいると、

廊下から屋根裏部屋に行く密やかな足音が聞こえてきました。

 

リジーが部屋を出て屋根裏部屋を窺うと

アンドリューがブリジットをレイプしています。

 

自室に帰った彼女は手鏡を粉々にし、

そのかけらを屋根裏部屋のドアの前に静かにまきます。

 

 

しばらくして出てきたアンドリューは足の裏を怪我したようです。

 

リジーの教えでブリジットは

少しづつ読み書きが出来るようになっています。

 

この頃は密かに手紙のやり取りをしています。

二人は徐々に親密になっていき、

それが恋愛感情にまで育っていきます。

 

ある日の午後、アンドリューは納屋でリジーとブリジットの

性行為に及んでるところを見てしまいます。

 

 

翌日、アンドリューはリジーにブリジットには二度と話しかけるな、

9月でやめさせる、と言い置いて出かけます。

 

そのあと義母のアビーがリジーの元に来て

薄笑いを浮かべて言います。

彼は赦さない、今度こそ。

 

リジーが言います。

口に気をつけなさい。

 

 

アビーが言います。

なぜ?あなたは療養所に送られるわ。

 

リジーはどんどんある決意が固まって来るようです。

 

 

その日の夜、リジーは父の書斎に入って密かに

アンドリューの遺言状を見つけ出し、焼却してしまいます。

 

その翌日の1892年8月4日に惨劇が起こります。

 

この後は映画で確認してください。

この映画はかなり面白かったです。

 

 

● 映画 モンスターズ 悪魔の復讐 の考察

 

実際に有ったリジー・ボーデン事件をある一つの仮説で解釈した物語です。

実際に有った事件は未解決なので真相は闇の中と言うことですね。

 

二人の主演女優さんが殆どノーメイクですが、美しいですね。

リジー役の女優クロエ・セヴィニーはフルヌード、

 

 

ブリジッド役の女優クリステン・スチュワートは

上半身ヌードで演じている場面があります。

 

殺気立つような場面ではありますが、美しい場面でもありますね。

 

 

リジーの義母のアビーが惨劇の前日に勝ち誇ったように、

馬鹿にしたように、薄笑いを浮かべてリジーと対した時は

見てる私が殺意を持ちましたよ。

 

横暴偏屈なアンドリューに身も心も苦しめられて、

同性の純愛に嵌っていく二人の女性。

 

その二人が殺意を徐々に醸成させて

クライマックスを迎えます。

 

驚きのシーンがやって来ます。

 

この事件の事実の一つ

アビーは9時頃に殺されています。

アンドリューは11時頃殺されています。

 

この2時間差は重要なんですね。

 

2時間差が有れば確実にどちらが先に死に、

そしてどちらがあとから死んでいるか。

検視の際にこれの確実性が非常に高くなります。

 

この順番が重要なんです。

 

マサチューセッツ州の法律では、

仮にアンドリューが先に死んでいれば、アビーがその後で死んでも

遺産は全部アビーのもの、アビーが亡くなっていれば、その親族のものです。

 

今回のようにアビーが先に死んでいる場合は、

遺産は全部リジー達娘のものです。

 

下記はエンドロール直前に出てきた字幕です。

 

リジーが証言台に立つことはなく
わずか90分で陪審員は無罪評決を下した。
貴婦人が凶悪な罪を犯すとは考えられなかったのだ

 

 

裁判のあと、エマとリジーは不仲となり、
そのまま疎遠となった 

 

 

ブリジットはモンタナ州に移り住み
82歳で他界するまで農場で生活した

 

 

リジーは一人で暮らし67歳で死亡
生涯未婚で友人は少なく
財産の大半は動物愛護協会に遺贈した

 

この記事に関連する言葉

リジー・ボーデン//陪審制//アメリカ合衆国の未解決殺人事件//動物愛護団体//遺贈//マサチューセッツ州//フォールリバー//癲癇(てんかん)//悪魔//復讐//アメリカ合衆国//スリラー//召使い//史実//名士//尊敬//羨望//日常生活//移民//アイルランド//オペラ//不法侵入(住居侵入罪)//脅迫状//宝石箱//質屋//強盗//屋根裏//性的暴行//手鏡//遺言//殺害//警察//被疑者//告訴//拘置所//無罪//放免//証拠//未解決事件//メイド服//

 

● 私の評価

 

3.5

 

◆ 作品情報

 

□ タイトル

・モンスターズ 悪魔の復讐

 

□ ジャンル

・サスペンス

 

□ 製作年

・2018年

 

□ 制作国

・アメリカ

 

□ 収録時間

・105分

 

□ 音声仕様

・英 / 日

 

□ 監督

・クレイグ・マクニール

 

□ キャスト

 

リジー・ボーデン:クロエ・セヴィニー

 

ブリジット・サリヴァン:クリステン・スチュワート

 

ウィリアム・ヘンリー・ムーディ:ジェイ・ヒューグリー

 

アビー・ボーデン:フィオナ・ショウ

 

アンドリュー・ボーデン:ジェイミー・シェリダン

 

エマ・ボーデン:キム・ディケンズ

 

ジョン・モース:デニス・オヘア

 

アンドリュー・ジェニングス:ジェフ・ペリー

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