![インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 サスペンス映画のネタバレ感想](https://movie727.com/wp-content/uploads/2019/09/invisible-042-900x630文字.jpg)
● 映画 インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 あらすじ・感想・考察
◆ インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 予告編 動画
● 映画 インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 のあらすじ
ソフィアはロンドンに住む盲目のピアニストです。
ある日、上階の女性ベロニクが自分の部屋から墜落死します。
現場に居合わせた男マークは実は殺し屋(ヒットマン)です。
マークはベロニクの墜落死をソフィアに目撃されたと思い
彼女を殺すことを決心します。
そこから密かにソフィアを監視します。
だがすぐに彼女は盲目で、墜落死の目撃者ではないことを悟ります。
しかしそれだけではないんです。
ソフィアは複数の組織に狙われていることが分かってきました。
このソフィアという盲目の女性ピアニストは一体何者なんでしょう。
何故狙われるのか。
謎が膨らむ一方です。
この後どんな展開が待っているのだろ…
● 映画 インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 ネタバレ感想
この映画、結構面白いです。
ただ仕掛けが詳しく説明されていないので、
良く分からないうちに物語だけ進んでいく、
と言う状況になれば退屈するかもしれません。
そういう意味で、ここでは少し詳しく
ストーリー説明をしようと思います。
ネタバレも含みますので、お気を付けください。
ソフィアは盲目の女性ピアニストです。
現在はオーケストラの一員のピアニストとして生活しています。
彼女は補助杖を使って単独で歩行をこなせるのです。
ある日、自宅マンションのエレベーターに乗っていると、
ベロニクが乗り込んできました。
彼女はソフィアの上階に住んでいます。
そのあとを男マークがベロニクを追いかけてきますが、
直前にエレベーターの扉が閉まります。
ソフィアとベロニクは出会えば挨拶をする程度の付き合いです。
実はソフィアは先日階段の途中で何かに滑って転んでしまったんです。
それはスカーフだったんです。
匂いを嗅ぐと香水からベロニクのスカーフだと気が付きます。
そこでソフィアはスカーフを預かっているので、
持っていきましょうか、と尋ねます。
ベロニクは若干間を置いてソフィアの耳元で預かっておいて、と言います。
そして秘密の香水は"リキッド・ゴールド"よ、と付け加えました。
これは先日出会ったときに香水の名を聞いたのですが、
その時はヒミツと言われていたんです。
実はこの時ソフィアはスカーフのことだと思っていたんですが、
ベロニクはUSBメモリーをソフィアの上着のポケットに滑り込ませていたんです。
その時点ではそのことに全く気が付いていないんです。
自室に戻ったソフィアに上階のベロニクの部屋から
男女の言い争っている声が聞こえてきます。
そのあと地響きのような音が聞こえたのです。
この時ベロニクが墜死しているんですが、
ベランダに出たソフィアには見えないんです。
警察の捜査が始まります。
ミルズ警部がソフィアを訪ねてきてベロニクが墜落死したと言います。
その後、警察はベロニクは自殺と発表します。
検視の結果、争った跡はないし、骨折の状況も
投身自殺で発生するものと同じということです。
でも鼻の整形をした直後であり、
ミルズ警部は自殺するものが整形などするのか、と訝ります。
さらに妊娠12週であったことも分かってきました。
いよいよ怪しいとミルズ警部は思います。
彼は再びベロニクの部屋を調べ、その足でソフィアを訪ねます。
そこでベロニクは妊娠していたことを伝えます。
ミルズ警部が来る直前にソフィアは先日ベロニクがエレベーターの中で
「預かっておいて」と言ったのは別の物ではないかと、気が付くんです。
すぐに上着のポケットを調べるとUSBメモリーが出てきました。
ここで少し時間を遡ります。
ベロニクの墜落死の現場をソフィアに見られたと思っているマークは
姉のアレックスと相談しソフィアを殺害することを決心するんです。
ソフィアが部屋に帰ってきた時、
マークは見える場所に気配を消して銃を構えて立っていたんです。
でも全くマークの存在に気が付かないソフィアです。
マークはソフィアが盲目であることに気付くのです。
彼は静かに去っていきます。
実はこの時ソフィアはかすかな人の存在を感じていたのです。
でもそれを感づかれることなくやり過ごしたのですね。
それからベロニカの父親はヨーローッパの裏社会の大物ラディチです。
ソフィアはベロニカの追悼パーティにピアノを弾くために呼ばれています。
ラディチは盲目の女性が大好物なんです。
この機会にソフィアはラディチを毒殺する計画です。
でもそれは失敗に終わります。
ソフィアのこの計画は誰にも感づかれてはいません。
その帰り道マークはなんとなくソフィアの後をつけるのです。
途中の暗がりでソフィアは数人の男に絡まれレイプされそうになっています。
マークが駆けつけてソフィアを助けます。
そんなことからソフィアとマークはちょっと親密になっていきます。
少し前にそんなことが有ったのです。
そしてUSBメモリーが上着のポケットから出てきた場面に戻ります。
自宅に来たミルズ警部が去った後、ソフィアは外出し、
公園でナイルという初老の男と落ち合います。
ナイルは英国情報局の人間です。
ソフィアは持ってきたUSBメモリーをナイルに渡します。
この様子を遠くからマークが見ているんです。
この後、ますます状況は混とんとしてきます。
ソフィアの目的は何?
マークの目的は?
ベロニクの死はなぜ?
ラディチはどうなる?
この映画は本当に面白いです。
続きは是非映画で見てください。
● 映画 インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 の考察
ここで登場人物の背景を載せておきます。
ネタバレになりますのでご用心を。
・ベロニク:ラディチの娘。ラディチを憎んでいる。彼を逮捕させるための証拠をUSBメモリーに入れている。
・ラディチ:ヨーロッパの裏社会の大物。死の商人(武器商人)。ボスニア紛争に関わっている。ソフィアの家族を全員虐殺している。昔ソフィアの母をレイプしている。
・ソフィア:盲目のピアニスト。ラディチの殺害を計画している。ラディチに家族全員を殺されている。母がラディチにレイプされ、生まれた子がソフィア。
・マーク:ベロニクの恋人。殺し屋(ヒットマン)。ベロニクのUSBメモリーを狙っている。
・アレックス:マークの姉。ラディチの配下として潜入。ラディチの組織に殺される。
・ナイル:英国情報局の者らしい。ソフィアの仲間。ソフィアの義父。ソフィアから渡されたUSBメモリーからデータをコピーし、後程USBメモリーは彼女に返している。
・ミルズ警部:ベロニク墜落死事件を捜査している。かなり優秀な警部。
この映画は本当に面白いですが、
登場人物が何故このような動きをするの、
という背景が分からないと、
観ているうちにストーリーがグチャグチャになってしまうかもです。
そこで大まかな背景を上で載せています。
でも物語はこれ以上にまだ深いですよ。
ぜひ最後の結末を見て欲しいです。
この記事に関連する言葉
ロンドン//検視//USB(ユニバーサル・シリアル・バス)//ボスニア//ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争//死の商人//殺し屋(ヒットマン)//暗殺//イギリス//アメリカ合衆国//サスペンス//スリラー//ピアニスト//著作権//ヨーロッパ//黒社会//転落死//目撃//監視//盲目(視覚障害者)//英国情報部(秘密情報部)//ロシアン・マフィア//警察//抹殺//事故の一覧//犯罪組織//組織犯罪//予告編//嗅覚//点字楽譜//ゴージャス//銃口//
● 私の評価
◆ 作品情報
□ タイトル
・インビジブル 暗殺の旋律を弾く女
□ ジャンル
・サスペンス
□ 製作年
・2018年
□ 制作国
・イギリス、アメリカ
□ 収録時間
・101分
□ 音声仕様
・英 / 日
□ 監督
・アンソニー・バーン
□ キャスト
ソフィア:ナタリー・ドーマー - 盲目の女性ピアニスト。
マーク:エド・スクライン - 殺し屋。
ベロニク:エミリー・ラタコウスキー - ソフィアと同じアパートに住むセルビア人女性。
オスカー・ミルズ:ニール・マスケル - ベロニクの怪死事件を担当する刑事。
アレックス:ジョエリー・リチャードソン - マークの姉。ラディチの警備責任者。
ナイル:ジェームズ・コスモ - ソフィアの養父。
ゾラン・ラディチ:ヤン・ベイヴート - イギリスに亡命中のセルビアの元軍人。ベロニクの父。