● 映画 アンセイン 狂気の真実 感想と考察、全編iphoneで撮影の評価
◆ アンセイン 狂気の真実 予告編 動画
◆ 映画 アンセイン 狂気の真実 のあらすじ
ソーヤーは自分の好きな仕事をバリバリこなす女性です。
上司の信頼も得ているんです。
そんなソーヤーには人に言えない悩みが有ります。
デヴィッドという男にストーカー被害を受けているんです。
有るとき母アンジェラにも理由を言わずに引っ越しています。
どうしても気持ちがすぐれない中、
ソーヤーはストーカー被害のために
カウンセリングを受けることにしたのです。
カウンセラーとのやり取りの結果、
そのまま強制入院させられてしまうんです。
そして入院した病院のスタッフに
ストーカー男のデヴィッドがいるんです。
動揺した彼女は色々騒ぎを起こしてしまいます。
結果1日だけの入院予定が延ばされていくんです。
病院側から目をつけられたソーヤー。
このあとのソーヤーはどうなっていくのか…。
無事退院できるのか。
デヴィッドとの関わりは?
◆ 映画 アンセイン 狂気の真実 のネタバレ感想
この映画は面白いですよ。
全編iPhoneで撮影されたらしいけど、何ら違和感はなかったです。
ストーカー男のデヴィッドに散々付きまとわれて苦しんできたソーヤー。
仕事ではかなり優秀で上司からも評価されているキャリアウーマンです。
そんなソーヤーは少しでもデヴィッドから逃げるため、
母親のアンジェラにも詳しいことは言わず、引っ越ししているんです。
なんとか平穏な日々を送っていた矢先、
彼氏を作るためある男と知り合い、ソーヤーの部屋に案内します。
でもムードが高まってきた時、
男への恐怖心が出てきて、廊下に蹲ってしまいます。
そんな彼女を見て、男は黙って去っていきます。
ストーカー被害による心的外傷ですね。
あくる日ソーヤーは出社前に
ハイランド・クリーク行動センターという病院で
担当者にカウンセリングを受けています。
やり取りの中で過去に死にたいと思ったことはありますか?
との質問に彼女は有ります、と答えているんです。
こんなの誰でも人生の中で一度や二度
軽い気持ちで待ったことありますよね。
ソーヤーもそんな軽い気持ちで答えたんでしょう。
でもこの答えにより彼女は
「自殺の恐れあり」との診断を下され、
精神科に強制入院させられます。
ソーヤーはこれは何かの間違いだ、
自分には異常はないと言うんですが、受け入れてもらえません。
そればかりか何か理由をつけて
1日だけの入院から1週間まで延ばされてしまいます。
その間にはソーヤーは同じ入院患者の女性に殴りかかったりして
スタッフに手こずらせてもいるんです。
そんな中でソーヤーは精神病院のスタッフに
ストーカー男のデヴィッドがいるのを発見するのです。
そして毎日飲まされる精神安定剤を患者に与える係に彼がなったのです。
彼女は他の病院スタッフにデヴィッドのことを訴えますが、
全く取り合ってくれないんです。
デヴィッドは自分の正体を偽り、
愛想も良く仕事も的確にこなしているので、
病院スタッフなどから好かれているんです。
そんな彼は密かにソーヤーを追い詰めていきます。
彼女は限界を感じます。
同じ入院患者でネイトという男性がいるのですが、
ネイトは携帯電話を隠し持っているんです。
ソーヤーは有るときそれを知ってしまったんです。
その携帯電話を借りて彼女は母親に助けを求めたんです。
母のアンジェラは出来の良い娘ソーヤーからの非常に珍しい
助けの求めに張り切って病院に乗り込んでいきます。
でも最初にソーヤーがカウンセリングを受けた時に
何の書類か良く分からずにサインさせられているんです。
それを盾にとられ、母は病院から追い出されてしまったのです。
その後弁護士などにもあたったのですが、解決には至らないんです。
そんな時にデヴィッドはアンジェラの泊っているホテルで
彼女を殺害しているんです。
当然ソーヤーはそんなことを知る由もありません。
何度かネイトの携帯電話でアンジェラに
連絡を取るのですが、連絡が取れません。
デヴィッドはソーヤーと仲良さそうなネイトを邪魔に思い、
病院地下の誰もやって来ない一室にネイトを監禁し、
拷問したあげく殺してしまいます。
その後デヴィッドの計略で錯乱状態になったソーヤーは
隔離病棟に入れられてしまうんです。
この後はソーヤーとデヴィッドの息の詰まりそうなやり取りが続きます。
ソーヤーはこの後どうなっていくのか。
デヴィッドの魔手から逃げることができるのか?
どうぞ映画を観て確認してください。
本当にかなり面白かったですよ。
◆ 映画 アンセイン 狂気の真実 の考察
この映画のアンセイン(unsane)という題名は造語であるようですが、
ネットの翻訳辞典で調べると、「非正気の」と出ていました。
この映画の途中まではソーヤーもかなりunsaneに思いましたよ。
後半に入ってからのソーヤーはやっとsane(正気)と思えてきましたが。
特にソーヤーが隔離されてからその部屋でデヴィッドをそそのかし
女性患者のヴァイオレットを連れて来させるところなど、
かなり冴え渡っています。
ヴァイオレットが隠し持っている手作りナイフを奪うためなんですよね。
これは、まんまと成功するんですが。
また、デヴィッドがジョージ・ショーという名で病院に勤めているんですが、
これは単なる偽名を使っているのではないんです。
実在するジョージ・ショーを殺害して彼の持つ
権利やスキルを利用するため成りすましているんです。
またこの映画で必ず触れておきたいのは、
病院の院長アシュレイ役の女優エイミー・マリンズです。
彼女は生まれながらの腓骨の先天性欠如(先天性腓骨欠損症)であったため、
1歳で両ひざ下から切断手術を受けているんです。
でも彼女は凄いんです。
両脚義足のアスリート、女優、ファッションモデルなどで活躍しています。
彼女の詳しいことはこの下の作品情報の中に
リンクさせていますので、そこからご覧ください。
そしてこれまた豆情報ですが、
この映画になんとマット・デイモンが出ているんです。
特別出演ということですが、
ほんのちょっとだけ、チョイ役で出ています。
油断していると見損なうかもデス。
私の大好きな俳優さんなので嬉しかったです。
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◆ 私の評価
◆ 作品情報
□ タイトル
・アンセイン 狂気の真実
□ ジャンル
・サスペンス
□ 製作年
・2018年
□ 制作国
・アメリカ
□ 収録時間
・98分
□ 音声仕様
・英 / 日
□ 監督
・スティーヴン・ソダーバーグ
□ キャスト
・ソーヤー・ヴァレンティーニ:クレア・フォイ
・デヴィッド・ストライン:ジョシュア・レナード
・ネイト・ホフマン:ジェイ・ファロー
・ヴァイオレット:ジュノー・テンプル
・アシュレイ・ブライターハウス:エイミー・マリンズ
・アンジェラ・ヴァレンティーニ:エイミー・アーヴィング
・ファーガソン刑事:マット・デイモン