映画 イット・カムズ・アット・ナイト ネタバレ感想・あらすじ・感染

● 映画 イット・カムズ・アット・ナイト 感染の恐怖と夜の恐怖

◆ イット・カムズ・アット・ナイト 予告編 動画

 

 

◆ イット・カムズ・アット・ナイト あらすじ

 

 

主な登場人物

ポール(ジョエル・エドガートン):一家を支える主人、元教師

サラ(カルメン・イジョゴ):ポールの妻

トラヴィス(ケルビン・ハリソン・ジュニア):ポール、サラの息子

ウィル(クリストファー・アボット):ポールの一家に迷い込む一家の長

キム(ライリー・キーオ):ウィルの若き妻

アンドリュー(グリフィン・ロバート・フォークナー):ウィルとキムの息子

 

得体の知れない未知のもの。

夜になるとやってくる"それ"がもたらす感染病。

 

そんなことから逃げるため森の中でひっそりと暮らしている

ポールと妻のサラ、息子トラビスの3人家族。

 

ポールは必死に家族を守っています。

 

 

そんな彼らの家にある家族が"それ"から逃れるため

助けを求めてやって来ました。

 

それはウィルと妻のキム、息子のアンドリューの3人家族です。

ウィルたちは食料を余分に持っています。

 

ポールに食料と引き換えに水を欲しています。

 

 

ポールは夜には入り口の赤いドアを常に施錠する、

という絶対条件を守るなら家に受け入れると言います。

 

夜には"それ"がやってくるからです。

 

ウィルは条件を承諾します。

一軒の家で2家族の共同生活が始まります。

 

 

この後"それ"がやって来るんでしょうか。

2家族の運命はどうなっていくんでしょうか・・・。

 

 

◆ イット・カムズ・アット・ナイト ネタバレ感想

 

このホラーというか、スリラーというか、この映画は面白いですよ。

 

夜になればやって来る"それ"がもたらす災い。

訳の分からない感染症なんです。

 

 

そんなものから逃げるようにして、

森の中でひっそりと暮らしているポールとその家族。

 

でもポールの義父のバドが感染病にかかり

危険な状態になっているらしい。

 

 

ポールと息子のトラビスがバドを

一輪車で森の奥まで運んでいきます。

 

 

そこには墓穴が掘ってあります。

ポールはバドの顔に枕を押し付け、その上から銃を撃ちます。

 

 

そして墓穴に落とし込むんです。

 

あとガソリンを遺体にかけて火をつけ燃やしてしまいます。

 

 

これがこの映画の始まりです。

 

なんか狂気に取り付かれているポールやその家族だと感じます。

ポールは妻や息子を守りたい一心なんですね。

 

 

でもポールのこの狂気が物語の進捗に

どのように係わってくるんでしょうか。

 

最初にこのような映像を観るのでポールのこの狂気は、

これから続く物語のキーポイントになっているんですね。

 

そんな中である日ポールの家に侵入者が現れます。

 

 

彼は水を求めて森をさまよい、

廃屋と思ってポールの家に入ってきたのです。

 

男を取り押さえたポールは森の中の1本の木に

男を括り付けて一晩放置します。

 

 

男が感染病に掛かっているか様子を見たのです。

翌朝感染症にかかっていないことを確認後拘束を解きます。

 

 

この男はウィルと名乗り水と、

自分が余分に持っている食料との交換を提案します。

 

ポールは夜には出入り口の赤い扉の施錠を条件にそれを受け入れ、

ウィルと若い妻のキム、幼い息子のアンドリューの

3人家族を自分達の家に迎え入れます。

 

 

ぎくしゃくしながらも新しい共同生活が始まったんですね。

 

若い妻のキムや幼いアンドリューの存在がポールや家族を活気づけ、

お互いが新しい生活を楽しみだしています。

 

 

しかし常に"それ"の恐怖を受けているうちに、

お互いの家族には微妙な不信感の様な物が取り付いてきたのです。

 

そんな折、ある夜に赤いドアが施錠されていなかったことが判明します。

"それ"が夜中にやってきた可能性が有るんです。

 

 

こんなことからポールに少しづつ変化が表れてきます。

彼の内に秘められていた凶暴性が現れてきます。

 

ポールはまず幼いアンドリューの感染を疑います。

 

 

そこでポール一家とウィル一家がそれぞれ別の部屋に閉じこもり

数日間様子を見ることにします。

 

その後何事もなく感染症もかかっていないことが分かれば、

元の生活に戻れると言います。

 

 

ここからお互いが疑心暗鬼に囚われて、

狂気と狂気がぶつかっていきます。

 

アンドリューは発病したのでしょうか。

 

それとも他の誰かが発病するのでしょうか。

 

もし発病したらどのような対処をするんでしょうか。

義父のバドの様な対処になるんでしょうか。

 

 

皆銃を持っているので撃ち合いの可能性も有りかもしれません。

 

"それ"がもたらす感染症の恐怖。

この映画は面白いです。

 

◆ イット・カムズ・アット・ナイト 考察

 

"それ"が夜になるとやって来る。感染症という、

掛かれば死を意味する災いを持ってやって来るんです。

 

こんな重圧を常に感じながら

森の中でひっそりと暮らしているポール一家。

 

 

映画の始まりと共に感染症にかかったポールの義父を

一輪車に乗せ、森の中に連れて行き

顔に枕を押し付けて上から銃で撃ち殺します。

 

遺体を墓穴に放り込み大量のガソリンをかけて焼いてしまいます。

 

 

それがこの映画の出だしです。

 

ポール一家のもとで共同生活を始めたウィル一家。

 

はじめは上手くいっていた生活も、

夜になるとやって来る"それ"がもたらす常態化した恐怖。

 

人の精神を少しづつ蝕んでいくんです。

 

 

ポールの狂気も徐々に大きくなって現れてきます。

 

生死をかけた争いになった時、

ポールもウィルもそして周りの誰もが、

この狂気から逃げられないんですね。

 

途中で仲良くなった2家族もいったん問題が生じれば、

仲良くなるまでにかかった時間などゼロに等しいんです。

 

 

最後に信じるものは家族だけ。

 

そんな疑心暗鬼に囚われた2家族の

恩讐の果てに待っているものは悲しすぎます。

 

 

この映画は見る人により評価が変わると思います。

 

 

ゾンビ好きの人へ、

ゾンビは出てきません。

 

ホラー映画が好きな人へ、

思わずのけ反る様な何かが出てくることは有りません。

 

 

ただ最後の一コマの映像を観せて、

 

 

そのまま映画はエンドロールに入り終わります。

 

この映画は疑心暗鬼という、取り付かれると

なかなかそこから解放されることのない

世界を描いていると思います。

 

 

◆ 私の評価

 

3.5

 

 

◆ 作品情報

 

□ タイトル

・イット・カムズ・アット・ナイト

 

□ ジャンル

・ホラー

 

□ 製作年

・2017年

 

□ 制作国

・アメリカ

 

□ 収録時間

・92分

 

□ 音声仕様

・英/日本語字幕

 

□ 監督

・トレイ・エドワード・シュルツ

 

□ キャスト

 

ポール:ジョエル・エドガートン

 


 

ウィル:クリストファー・アボット

 


 

サラ:カルメン・イジョゴ

 


 

トラヴィス:ケルヴィン・ハリソン・Jr

 


 

キム:ライリー・キーオ

 


 

アンドリュー:グリフィン・ロバート・フォークナー

 


 

バッド:デヴィッド・ペンドルトン

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ありがとうございました。
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