ボーダーライン 映画 FBIとCIA 善と悪の境界線はどこにある?

● ボーダーライン 映画 麻薬カルテルとの戦い、復讐?

◆ ボーダーライン 映画 予告編 動画

 

 

● ボーダーライン 映画 あらすじ

 

FBI捜査官ケイト・メイサーは彼女のチームを率いて、

アリゾナ州チャンドラーの誘拐事件の容疑者宅へ奇襲作戦を実行する。

 

 

だが誘拐被害者の生存者は発見できず、壁の中から多数の死体を発見する。

この作戦で捜査官2名が犠牲となった。

 

 

その後、ケイトは国防総省のマット・グレイヴァーのチームに加わる。

これは上司の推薦だった。

 

マットのチームは誘拐事件の首謀者が

麻薬カルテルのボスのマニュエル・ディアスであることから、

麻薬がらみの捜査をする事になっているのだ。

 

 

ここにマットのパートナーで所属不明のアレハンドロが登場する。

彼は全く得体のしれない男だ。

 

この様なチームに加わったケイトは無事に捜査を完了できるのか。

 

麻薬の密売人や汚職警官、そして得体のしれないアレハンドロ。

 

 

この作戦は政府の上層部から命じられた極秘任務なんですよ。

 

物語はクライマックスに向けて進んでいくが・・・。

 

 

 

● ボーダーライン 映画 のネタバレ感想

 

面白いサスペンス映画です。

 

麻薬カルテルのことなど

全く分からない者にとっては本当に面白かったです。

 

アメリカと麻薬カルテルとの戦いなんですね。

 

 

アメリカとメキシコの国境破りのトンネルが有るらしい。

そんな情報を得たマットのチームです。

 

そこに上司から推薦されて加わったFBI捜査官のケイト。

法律の下で捜査をするべきだと主張するが、マットは聞き入れない。

 

それどころか、超法規での作戦であることをケイトに告げる。

 

 

ケイトはマットのチームに加わる直前に、

自分のチームを率いて、誘拐事件の容疑者宅を急襲して、

壁の中から40体ほどの腐乱状態の死体を発見しているんです。

 

そして誘拐事件の首謀者は麻薬カルテルの親玉なんですね。

 

マットはメキシコからアメリカへ国境破りの

麻薬密輸組織の解明とその解体。

それが目的だと言います。

 

 

実はケイトは麻薬がらみの事件は扱ったことはなく、

まったくのど素人なんですよ。

 

マットのチームにいる得体のしれない男アレハンドロの行動どころか、

マットのチームの行動が、全く理解できないんです。

 

 

そのような状態で作戦が実行されていくので、

ついついケートはマットやアレハンドロとぶつかります。

 

お互いに拳銃という武器を持っているので、

激しくぶつかった時、私は冷や冷やして見ることになります。

 

ついついケイトに感情移入してしまうので、

マットやアレハンドロがまったくの無法者に感じてしまいます。

 

 

ただ大量の麻薬がカルテルによってメキシコから

アメリカに密輸入されている状況がよく分かります。

 

アメリカが国境線に壁を作ると言っているのも十分に理解できますね。

 

 

メキシコでは麻薬組織に逆らった者たちが、簡単に殺害されていて、

橋の欄干などからロープでぶら下げられているんですね。

 

それも沢山の死体が。そして誰もそのぶら下がっている死体を

回収しようとはしないので、いつまでもそのままなんですね。

 

日本人にとっては、かなり衝撃を受ける映像です。

 

それとメキシコ警察の腐敗が深刻で、

汚職警官がかなりいるように描かれています。

 

 

マットのチームが国境破りのトンネルを急襲する作戦で、

その直前に全員に、トンネル内でメキシコの制服警官に出会ったら、

構わず撃ち殺せと命令しています。

 

そいつは汚職警官だ、と言ってるんでよ。

 

 

そしてこの作戦の主目的はメキシコの麻薬カルテルを壊滅させて、

コロンビアの麻薬カルテルだけが麻薬の密輸を

するように持っていくことなんですよ。

 

 

何故かというと、現状のカオスの状態での麻薬の密輸は、

アメリカ政府もコントロールできなくなっている。

 

これを以前のようにコロンビアの麻薬カルテル1本にして、

密輸の管理をし易いようにする。

 

全く怖いアメリカの現状です。

 

 

私は日本に生まれてよかった、と本気で思いました。

 

でもこのサスペンス映画は凄く面白かったですよ。

全力でおすすめします。

● ボーダーライン 映画 見た考察

 

アメリカのトランプ大統領がメキシコとの国境線に壁を作る。

万里の長城だ。

 

メキシコからの不法移民を止めると言っているのも理解できますね。

不法移民と一緒に大量の麻薬がアメリカに持ち込まれているんですね。

 

その麻薬によってアメリカ国内での、殺人などの犯罪が増加し、

また麻薬使用による人格破壊や、身体的影響も大きく、

ず~っと社会問題となっています。

 

 

この映画の中でも、メキシコからの移民の人が言っていましたが、

国境破りのトンネルには普通の移民は近寄らない、

トンネルを使うのは不法移民と麻薬の密輸関係者だけだ。

 

この様に言っていました。

 

 

麻薬カルテルの解体はとんでもなく人命と費用が掛かるようですが、

なかなか効果は出ていないようです。

 

特にコロンビアの麻薬カルテルは

とんでもなく武器などを集めているようで、

少々の国の軍隊以上になっているらしいですね。

 

 

この映画の登場人物でベニチオ・デル・トロが演じているアレハンドロは、

実はメキシコの元検事なんですよ。

 

そして彼の妻は首を切り落とされ、

娘は酸の液のプールに投げ込まれて惨殺されているんです。

 

この映画は、そんな彼の復讐劇の物語でもあるんですよ。

 

 

そこで初めてこの映画のタイトルの

「ボーダーライン」の意味が理解できました。

 

善と悪の境界線はその人の置かれた状況によって、

変わってしまうんだということです。

 

 

この映画には続編があります。

「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」

 

● 私の評価

 

4.5

 

 

● 作品情報

 

□ タイトル

・ボーダーライン

 

□ ジャンル

・アクション

 

□ 製作年

・2015年

 

□ 制作国

・アメリカ

 

□ 収録時間

・121分

 

□ 音声仕様

・英 / 日

 

□ 監督

・ドゥニ・ヴィルヌーヴ

 

□ キャスト

 

ケイト・メイサー:エミリー・ブラント

 


 

アレハンドロ:ベニチオ・デル・トロ

 


 

マット・グレイヴァー:ジョシュ・ブローリン

 


 

デイヴ・ジェニングス:ヴィクター・ガーバー

 


 

テッド:ジョン・バーンサル

 


 

レジー・ウェイン:ダニエル・カルーヤ

 


 

スティーヴ・フォーシング:ジェフリー・ドノヴァン

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ありがとうございました。
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