映画 かごの中の瞳 あらすじ・感想・評価 瞳が捉えた真実がつらい

● 映画 かごの中の瞳 男の優位性が無くなった日

 

◆ 映画 かごの中の瞳 予告編 動画

 

 

● 映画 かごの中の瞳 のあらすじ

 

ジーナは幼いころ車の事故で失明しています。

その事故で両親も亡くしているんです。

 

夫のジェームズはそんなジーナを深く愛しています。

二人はジェームズの赴任先バンコクで幸せに暮らしているんです。

 

 

ジェームズは目の見えないジーナを献身的に支えています。

 

そんなある日、眼科の医師から、

左目は視神経の損傷がひどくてダメだが、

右目は手術で見えるようになる、と言われる。

 

 

角膜、虹彩、水晶体の移植なんです。

 

ジーナは手術を受け右目の視力を取り戻す。

 

だが、その結果、現実を知ることに。

冴えない中年男の夫ジェームスと自分の美貌。

 

 

徐々に外の世界に出ていくジーナ。

 

そのことに嫉妬を抱き始めたジェームズ。

 

彼の愛した妻は失明しているジーナだったのです。

妻の行動に疑念を感じたジェームズが彼女に取った行動は・・・。

 

 

● 映画 かごの中の瞳 のネタバレ感想

 

面白いですね。

日本語吹き替えのDVDはないので日本語字幕版で見ました。

 

失明していた妻が右目のみとは言え、視力を取り戻した。

 

 

妻ジーナは、あんなに愛した夫ジェームズが

冴えない中年男と知ることになった。

 

ここまでは夫婦仲は凄く良かったんですよ。

 

 

でもジーナは徐々に奔放になっていき、

髪もブルネットからブロンドに変えてしまいました。

 

この辺りは見事にジーナの精神の変貌を表していると思います。

 

ジェームズは妻のジーナが自分の美貌に気付いて、

ますます自由奔放に行動しはじめて、嫉妬と疑念を抱きます。

 

 

まして自分が愛した妻は失明していて、

自分が世話をし、支えていたジーナだったと悟ります。

 

こういう愛し方というのは怖いですね。

 

ジーナは片目とは言え視力を取り戻し、喜びいっぱいなんです。

 

でも夫は表には出しませんが、もう一度以前のジーナに、

つまり失明していて自分が世話をしているジーナに

戻ってほしいと願うようになってしまうんですね。

 

 

この辺りは映画の中では特に出てきませんが、

後半に入って少しづつジーナも感じてきたように思います。

 

とにかく前半の失明しているジーナと、

それを優しく愛情たっぷりに支えてくれるジェームズ。

 

後半の視力を取り戻し、奔放に振舞うジーナと

地味で冴えない中年男ジェームズ。

 

この逆転現象が一人の男の妻への情熱を、

歪めた形にしていくんです。

 

 

ジェームズはどうしても自分一人のジーナで

いて欲しかったんでしょうね。

 

その思いが歪んだ形で表れてくるんです。

 

ある日からジーナは再び視力が落ち始め、

ついには依然と同じように全然見えなくなってしまうんです。

 

それを泣きながらジェームズに訴えるんです。

 

 

ジェームズは再びやさしい夫になっていきます。

 

ジーナは一人で手術を執刀した医師に会いに行くんですね。

 

 

その医師とのやり取りで後程、大変なことが判明してきます。

 

そして医師は今後、今から渡す目薬だけを使うように指示します。

 

 

通常ならこれは犯罪でしょう。

でも不思議に警察沙汰にはなりません。

 

この映画は、そのあたりは実にサバサバと通り過ぎていきます。

 

もう一つネタバレではありますが、触れておきますね。

 

ジェームズは病院で自分の精液検査を受け、

その結果、精子が少なくて子供ができないと、

医師から宣告されます。

 

その事実をジーナには告げていません。

 

 

だがある日、ジーナから妊娠したと言われます。

 

彼は表情を変えることなく頷きます。

だが内心は自分の子ではないことは分かりますよね。

 

妻の不貞でできた子だと当然確信しています。

 

 

そしてジーナの視力はまだ失明状態と思っているジェームズ。

 

実は視力は回復しているんですが、

ジーナはまだ見えていないふりを、

ず~っと続けているんです。

 

最後にジーナの作った曲の発表会があります。

舞台でギターを弾きながら歌い出すジーナ。

 

 

客席でそれを見ているジェームズ。

 

ジーナはジェームズの瞳に自分の瞳を

じっと合わせたまま歌い続けます。

 

 

歌詞が“All I See Is You”のあたりでジェームズは

ジーナの視力が戻っていることを悟ります。

 

 

ジェームズは静かにそこから去っていきます。

 

ジーナが見た最後のジェームズです。

 

ジェームズはそのまま車に乗って去っていきますが、

途中涙を流しながら、運転を続け、トンネルに入っていきます。

 

車は蛇行を始め反対車線に飛び出した時、

目の前にトラックのヘッドライトが・・・。

 

ジーナのある一つの人生は、

トンネルで始まり、

 

 

 

トンネルで終わったのかもしれませんね。

 

後日、ジーナは元気な赤ちゃんを産みます。

 

 

その赤ちゃんを本当に幸せな表情で迎えるジーナです。

 

面白いサスペンス映画でした。

 

ジーナ役の女優さんのブレイク・ライブリーは相変わらず綺麗ですね。

 

ほんの数日前に彼女の出ている映画

「シンプル・フェイバー」を見たばっかりです。

シンプル・フェイバー

 

● 映画 かごの中の瞳 見た考察

 

この映画は少し、時系列が曖昧なところが有ったりします。

でも見ていて理解不能になることもなかったですね。

 

 

ただ一つジーナ目線で映像表現しているときは、

映像がかなりボケていたり、ごく狭い範囲だけ少し見えて、

その周りはまるっきりボケまくっている、

 

という手法を取っているので、

かなり分かりづらいところが有るかも知れません。

 

 

仲の良かった夫婦がだんだん壊れていく状態が、

サラッと描かれているんです。

 

視力がなかった時に自分を支え、

世話を惜しみなくしてくれた夫を視力が戻った後、

あっさり見放していく美貌の、恋に奔放な妻。

 

 

逃げ去りそうな妻を何とか繋ぎ止めたい夫。

そのため夫は妻を視力がなかったころに戻したいと願うんですね。

 

歪んでいますね。

 

最後のギターで弾き語りして歌っていた

“All I See Is You”の貴方だけを見てるというところ。

これはこの映画の原題「ALL I SEE IS YOU」と同じですね。

 

話は戻りますが、貴方だけを見ている、

と歌いながら夫の目をじっと見続けるというのは、

実はお腹の子はあなたの子ですよ、

と歌っているようにも取れますよね。

 

 

ジェームズの精子が少ないと言っても、

100%妊娠しないとは言えないんではないでしょうか。

 

そんなことを考えてしまいました。

 

 

 

● 私の評価

 

Movie: 3 out of 5 stars (3 / 5)

 

● 作品情報

 

□ タイトル

・かごの中の瞳

 

□ ジャンル

・サスペンス

 

□ 製作年

・2016年

 

□ 制作国

・アメリカ

 

□ 収録時間

・109分

 

□ 音声仕様

・英 / 日本語字幕

 

□ 監督

・マーク・フォースター

 

 

 

□ キャスト

 

ジーナ:ブレイク・ライヴリー

 


 

ジェームス:ジェイソン・クラーク

 


 

カレン:イヴォンヌ・ストラホフスキー

 


 

ヒューズ医師:ダニー・ヒューストン

 


 

カーラ:アーナ・オライリー

 

 

 

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